寝室のクローゼットに収納ケースがあります。
私の下着や靴下、ハンカチ、息子の靴下などを入れてます。
息子に何度も何度もぐちゃぐちゃにされたり、ひっぱりだされたり
そんなことを繰り返すうちに、
私は畳むことを放棄し、
乾いた洗濯物をぐちゃーっと入れるようになったという、
そんな収納ケースがあります。

この前の日曜日、
なかなか起きない私に業を煮やした息子は、
収納ケースをガサガサ。
うぉぉ、また今日もあれがはじまるのかぁ
と布団に潜りながらぼんやり考えていました。
そんな私に、
「はい!」
と息子が渡したのは、
私の下着、
そして、
「はい!」
またもや収納ケースからひっぱりだしてきたのは、
私の靴下、
「はい!」
いや、まさか、まさかな。そんなことないやろ、
と思いつつ、息子の手元に目をやると、
私のハンカチが。

私のお出かけ準備に必要なものを全部揃えてくれました。
あかん、うちの子、天才すぎる!
息子よ、母は君にメロメロだぜぃ!!

そんな息子はやはりパパッ子で、
昨日の夜も寝ぼけて起きて、開口一番、
「ぱぱぁー?ぱぱぁー!」
私が抱っこしても、パパ連呼がとまらず、
夫が寝室に顔をだして、やっと安心して眠りました。

母の片思いは今日も続くのであった。
でも、よいのですよ。
片思いのときが一番楽しいのです。
よいのです。