前回の「別れてもいい」発言について話す前に、僕たちの高校生時代、詳しく言うと、僕が恋人に対して、どういう性格の人物であったかを話す必要があります。

 

単刀直入に言うと高校生の僕はわがまま、自己中、プライドが高い、など悲惨なものでした。それも、彼女を相手にするとより一層ひどくなり、彼女が僕のことを否定するものなら、ひたすら彼女が折れるまで、言葉詰め、彼女が僕の欲求に応えなければ、応えるまでずっと不機嫌のまんま。今思うと本当にクズで子供だったと思います。そんな僕を受け止めてくれていた彼女に頭も上がらない。

 

そんな僕が、自分がおかしいことに気づいたのは受験期の出来事。彼女と電話しているときに不意にこんなことを言われました。

 

 

私、今あなたのこと好きじゃない。

 

 

彼女のその怯えた声を聞いたとき、僕が真っ先に感じたのは、怒りでも悲しみでもなく、自己嫌悪でした。恋人に怯えてまでそんな発言をさせてしまった今までの自分の行動、生き様、自分の性格、全てに嫌気がさしました。自分が一番大切なものを自分の手で傷つけてしまった、という事実が僕の全てを否定した。

 

「好きじゃない」という言葉への返事はそう簡単には見つかりませんでした。長い沈黙の後、僕が無理やり捻り出したのは「そっか」の一言。そのあとのことは、何も覚えていません。

 

この出来事で、僕という人間は木っ端微塵に破壊されたわけです。

 

 

その日から、彼女から「好き」という言葉は聞かなくなりました。自分が彼女に犯してしまった罪の重さをひしひしと感じながら今日も生きています。