老人の戸惑い 老人期に入ると、振り返りの時期となり、何やら過去の罪状の羅列みたいなものがどっと押し寄せてくる。 とにかく自己肯定と否定の交互に思いめぐらすような、内部での熾烈な戦いの毎日である。いくら反省しても消えることがない過去、まさに恐ろしいものだ。特にお天気が悪い日は、憂鬱である。