今日たまたま思い立って、とある映画を観ました。
蟻の兵隊

女王アリのためにせっせと働くアリさん達の一生を追う、動物生態ドキュメンタリー
ではなく、
第二次世界大戦後4年間に渡り、軍令に従い中国の内紛で戦った元残留兵のドキュメンタリー
です。
詳しくは、こちらの予告編を是非見てください!
この奥村さんというおじいちゃん、めちゃアグレッシブです。
(時間:2分20秒)
何かもう、すごいですこの映画。
たくさん感じたことや考えたことがあるんですが、
ありすぎて書ききれません。
「戦争なんて、やっちゃあいけない」てのは、分かり切ったことですが
戦争が、どんな風に人間を苦しめ、悲しませ、傷を残し、人生を狂わせるのか。
それを、国が仕掛けている。
ケンカしたいなら、自分らで殺し合いでも何でも勝手にしてくれよ
という憤りが、心底湧き上がってくる。
さらに国は、彼らの残留を「勝手に残っただけ」と“逃亡兵”扱いし
元残留兵の人生かけた訴えに、耳を傾けようとしない。
「過去のことは、歴史として捉えるべきだ」われ関せずな、元中国軍閥の参謀
「あなたが悪いわけじゃないのよ」罪の意識に苦しむ奥村さんを励ます、日本軍に強姦されたという女性
「たかが初年兵に、戦争の本当の恐ろしさが分かるわけない」頑なに口を閉ざす、数少ない生き証人
「初年兵の最終試験として、初めて中国人を殺したことが忘れられない」“処刑場”で合掌する、奥村さん
たった一つの史実、そこには当事者の数だけ真実がある。
その一片を垣間見た気がした。
※ちなみにこの映画は、知る人ぞ知る名映画館ポレポレ東中野で観ました。
ただ、劇場公開は今日までだったようです。残念ながら。
DVDも出てるみたいなので、少しでも関心を持った方は、ぜひぜひぜひ、観てみてください。
ポレポレは館名とは裏腹に、社会派ドキュメンタリー中心のナイスチョイスな映画館です。
次の私の注目作品は『ひめゆり』です。
(ポレポレでは6/14から上映)
こういうの好きな方は、ポレポレ行ってみてくださいっ
