「見合屋はじめて物語(仮題)」第2話。 | 万有縁力別館 見合研究所

「見合屋はじめて物語(仮題)」第2話。

人助けをしたいと思わなかったと前回書いたけれど、私は30年生きてきてこのかた、博愛主義であったことがない。

どっちかっつーとドライ。

よく言えば、前向き。

前向きを悪く言いようがないんだけど、「あまりにもポジティブシンキング過ぎてついていけない」というようなことはよく言われる。


つまり、悩み多き人の気持ちがわからないのだ。


いつまでもグズグズ、好きで悩んでるんじゃないの?(暴言)とか思っちゃうような人に対して、優しい気持ちになれなかったのよ、若いとき。

人間、本気で「変わりたい」と思わなきゃ変われないってとこ、あるじゃない?

でも、悩んでるって相談するわりに、自分は苦労して変わる気がないって人も結構いるのよね。人任せっていうかさ。受け身ちゃんね。


強きを助け弱きをくじく、なーんて、ヒーロー物で言えば悪役のほうだわね。

でも、弱いのって言い訳だと思ってしまう(暴言)。

知恵を絞って、勇気を出せば、頑張れば変われるんだよ、誰だって。

ラクしたい人は、いつまでも好きなだけ悩んでなさい(暴言)。


そういう感じだったので、カウンセリングの勉強し始めはけっこう違和感があった。


自分が悩んでいるから、答えを見つけたいと思ってカウンセリングを始めたという人は結構多い。

もちろん、傷を知っている人は人の痛みがわかる、というのは真実だ。

私だって、傷ついたことも挫折したこともあるよ、そうは見られないけど。


けれど、自分の問題に折り合いをつけていない人は、他者の問題解決はできないというのもまた真実、って、かなり最近になってから先輩に聞くことが増えて、とても納得している。


まあ、私はそもそものキャラ的に、お気楽極楽の未来志向型人間であるので、治療や適応を目的としたカウンセリングではなく、自己開発型のカウンセリングと出会えたことはとても幸せだった。


未来志向スタイルにもいろいろあるんだけど、中でも一番メジャーかつとっつきやすいキャリアカウンセリングを専門でやっていたら、あるときいいことに気づいたの。

これぞ神の啓示。


「天職を見つける自分を目指すのと、パートナーを見つける自分を目指すのって、同じかも」


そうなんです。

コミュニケーションが必要な分だけ、恋愛は難しいところももちろんあるけど、次のような考え方が適用できる点では同じ。

「自己分析→相手(仕事の場合は職業)分析→合理的マッチング」


これって、すごい大発見だったの、私にとって。

こういうサポートをしたら、日本の晩婚化が食い止められるんじゃ? とマジで思った。今でも思ってる。


それに。

私自身、結婚推奨派なんです。

だって、好きな人と自分の家族を作るって最高にステキなことだもん。


結婚否定派の人を説得しようなんてつもりはツユほどもないが、迷っている人や、したくてもうまくいかない人の背中は押してあげられるじゃないか。

人助けがしたいとは、今でも正面きっては言わないし、働くのは100パーセント自分のためだけど、どうせ働くなら、誰かの役に立てたらとっても嬉しい。


ちょっと硬い話になるが、心理学の基礎である欲求段階説の、マズローの5段階の次の欲求は、「社会の役に立ちたい欲求」なのですって。

自分のことが満たされれば、人の役に立ちたくなる。

私は自分の欲求にハングリーな探索期を経て、そこにさしかかったのかなーなんて思っています。


人のありがたさが身にしみたともいうね。


つづく。