〔R.I.P.〕Peter Green
謹んでお悔やみ申し上げます。
ピーター・グリーンはドラッグの問題などで活動が停滞した時期もあり、同じジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ出身のエリック・クラプトンとは知名度において大きく溝をあけられてしまいましたが、ブルースロックのギタリストとしては間違いなく最重要人物の一人です。
ピーター・グリーン在籍時のフリートウッド・マック(当初はピーター・グリーンズ・フリートウッド・マック名義で活動)は「チキン・シャック」「サヴォイ・ブラウン」と並びブリティッシュ・ブルースロックの3大バンドと称され、世間的によく知られるソフトロック路線のフリートウッド・マックとは全く違い、ストレートなブルースを演奏していました。
69年にリリースされた「英吉利の薔薇」は既にイギリスでは注目度を上げていたフリートウッド・マックがアメリカ向けにリリースされたコンピレーション・アルバム。
セカンド・アルバム「ミスター・ワンダフル」から抜粋された6曲とシングル収録曲や未発表曲で構成され、フリートウッド・マックとしてのブルースが凝縮された作品です。
ジャケットのインパクトもあり、日本ではオリジナル・アルバムよりも知名度が高いですね。
親愛なるピーター・グリーン様、素晴らしいサウンドとプレイをありがとう。
合掌。