出生後には、すぐに小児科の先生によって
なにか問題がないか検査をされるのだが、
血中の酸素の量が少ないこと、
また、低血糖だということで、
(酸素濃度を濃くした保育器に入れられ、
すぐさま血糖を上げる点滴をいれる処置を
して頂いたが)
十分なケアのできる病院に移る必要があるとの
ことだった。
長時間にわたる分娩が終わり、ほっとしたのも
つかの間、妻を病院に残して
私は生まれたばかりの息子に
付き添い、身の震えるほどの
底知れない不安とともに
救急車に乗り込んだ。
去年の4月の半ば、夜もだいぶ更けた頃だった。