いろいろあってなかなか更新ができませんでしたが、取りあえずまた書き始めます。

そう、救急車にのったところで終わっていたのでその続きです。

だいぶ夜も更けようとしているころ、
市内でも高度医療をとりあつかっている病院に向かいました。

息子は、搬送用の保育器にいれられ、
酸素と点滴を与えられながら、クルマの動きに揺られています。

医療機器の、「ピピピッ」という電子音が絶えず鳴るなか、不安な気持ちで生まれたばかりの息子を見ながら、病院への到着を待ちました。

その時間の長いこと、長いこと。
クルマが交差点やカーブを曲がるたびに、あとどのくらい曲がり角を過ぎたら病院につくのだろうと。


………


病院についたらすぐさま、息子はNICUへ連れられ、処置が始まりました。

その間、私はあてがわれた控室で、処置が終わるのを待ちました。一人室内で、いま起こっている出来事が果たして現実なのか、夢の中の出来事なのか、夢であって欲しいと、何度も思いながら、ただただ流れる時間に身を置いていました。


………


どのくらい時間がたったのか、控室に看護師さんと当直の先生が来て、
生まれた病院での初期処置が適切だったため、いまは安定しています、と言い、息子が入るNICUに入れてくれ、生まれて2度目の対面。

生死を彷徨うような事態からは逃れられたということで、体の強張りがほどけ、フッと力が抜けました。

保育器で眠る息子の寝顔を目にしっかり焼き付け、取りあえずこの日は帰宅することにしました。


病院を出たのは、深夜2時くらいだったか、人生で最も長い長い日のことでした。