合理化と能率化と効率化は性質が異なる




一般的にこの3種の言葉はあまり区別して使われていないように思う。私なりに、これを区別してみる。




合理化は極論から言えば、『その時点で影響力、優先度、必要度が低いものは手を抜く』ということのように思う。人、もの、金、時間などを対象に取り敢えず重要でないものは削減、というようにマイナス思考が強く、リストラなどの人員削減がその代表であると思う。

能率化は、時間、もの(設備)人、パワー、費用などの一定のリソースから、期待していることがらについて多くの効果・成果・結果を得ることだと、経験的に感じる。例えば輸送なら、軽貨物車と大型貨物車、低速車と高速車、船便と航空便など、ある測定軸に対して、そのものが持つ能力が大きく影響する。

効率化は必要な結果(成果)を得るために、最小限の人、もの、金、時間などのリソースで実現したり、同じリソースで最大の結果を得るための仕組みの工夫であると考えている。したがって、個々の能力に依存するものよりも仕組みが重要であり、プラス思考であると思う。しかし、これによって、これまで必要であったリソースや行程が不要になる場合に合理化となる場合もありうるし、システム自体の能力があがるので能率化となることもある。最近の物流として、荷物を送り状のバーコードで管理し、主要拠点間を大型貨物で運び、軽貨物で個別に配送する仕組みなどが効率化の例である。



                                  効率化の仕事との出会い