加速理論 その⑥ レートヒットと超レートヒット | うぢまっちゃのゴルフ日記

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ども うぢまっちゃです(^^)/

 

今回は 通常のレートヒットではなく

超レートヒット=尋常ではないレートヒット

について検討してみます

 

尋常ではないレートヒットと言えば

Sガルシア選手 ですね

まずはスイングを見てみます

(PGA Tourさんの動画より抜粋拝借)

ノーコックのテークバックの途中から

わずかにコックしながらトップポジションに

ダウンでシッティング動作に移行と同時に

腕の引き下ろしが始まり コックが最大になります

ヘッドはまだトップの位置付近に留まり

これが『クラブを置いていく』 とか 『待つ』

とか言った感覚の動作になっています

ここからやっとヘッドが加速し

シャフトが大きく撓っているのが観察されます

すでに手は腰辺りのプレリリース位置に来ており

併進距離が異常なまでに長く

その後回転・リリースによる

爆発的なヘッドスピードの基になっていると考えます

ハーフウェイダウン(クラブが水平)なのに

手の位置はほぼアドレス位置近くにありますね

これはドライバーショットですが

ややハンドファーストの形になっています

インパクト以降は強烈なリリースで腕はローリングしていますが 意図的かどうかは本人しかわからない感覚ですね

なお インパクト後の再コックは見られず

インパクト前後でかなり非対称な動きになっていますね

 

これまでうぢまっちゃの考えるレートヒットは

下記の旧モデルでしたが少し修正が必要と感じました

修正前はインパクト前後で対称形でした(下図)

修正後は非対称としています

ちなみに過去にダウンブローを検討した図がこちらで

リリースポイントを10°遅らせたものになります

ガルシア選手は

リリースを極限まで遅らせることで ドライバーですら

結果としてハンドファースト気味であり

アイアンと似たような感覚なんだと思われます

 

このような超レートヒットの源(もと)はと言えば

特徴的な切り返し部分でもあるのは間違いないですね

(これはうぢまっちゃ独自かもしれませんが)

居合切りの動作とも共通点があると思いますね

居合切りは 踏み込みと同時に

刀という重量物を鞘を利用して併進運動を与えたのち

鞘から抜けた瞬間から回転に移行し 刀身を相手に向ける

 

一瞬の動作でありながら 手首や腕を切り落とすまでの

必要かつ十分なダメージを与えるパワーも兼ね備えたもの

 

袈裟切りをフルショットとするならば

居合切りは一種のパンチショットとも言えるかもしれません

 

 

なお後方からみた彼のスイングからは

シャローイング(ダウンでテークバックより下の軌道)

で注目されているようですね

(最近のはやり言葉のようですが 昔からある動作ですね)

これに関しては 次の次の回で考察してみたいと思います

 

次回は グリーンキーパーさんからのコメントにあった

O点の移動(いわゆる体重移動)について

ドラコン選手のスイングを題材に考察してみたいと思います

 

それでは(^^)/