妊娠中に癌が判明した母は
手術も抗がん剤治療もせず
ただただお腹の子供が
大きくなるのを待つ毎日でした。
そして帝王切開で女の子が産まれました。
産まれた妹は保育器の中でする
元気な鳴き声が印象的でした。
すぐ手術や治療と行きたいところでしたが
母の希望もあり、
1週間は初乳をあげることになりました。
母は体調が悪いなか
気丈にも妹に初乳をあげる努力をしていました。
母が知っていたかわかりませんが
手術はしないと聞いてました。
母に残されたものは
1日でも延命する治療か
痛みを緩和する処置だと言うことでした。
このあたりで余命3ヶ月と言われてましたが
弱々しくなったとは言え、
3ヶ月後に亡くなる人には思えませんでした。