(去年ダ・ヴィンチかなんかで紹介されてるのを見て読もうと心に決めていて、やっと購入したので)


 現状が不満なのだれど、どうにも出来なくて、不平を言ったり、人を貶すことしかできないのであれば、死ぬしかない。死ねばいいのに。自分に言われているようで、読んでいくうちにどんどん追い詰められていく。現状に納得がいかない、楽しくない、自分はもっと出来るのに…不満をどっさり抱えながらも、結局同じ毎日を過ごしている。結局、文句を垂れながら、今の状況から抜け出す努力が出来ない。みんな。みんな同じ。


 不満を言って、変えようがないと言い訳して、人を貶すことでバランスを取って。それは、ある意味ではうまく生きていく方法なのだろう。みんなそうだし。そんなことで死ぬ必要はない。その状態で保っていられるうちは、現状でいいと思う部分があるのだろうから。でも、満足しているわけではない。


 現状に完全に満足している、今まで過ごしてきた時間を1秒も後悔していない状態では、生きていくことはできないのだろう。今の状況から抜け出したい、もっと良い方向に変えたい、と思うから、生きていたいと思うのだろう。当たり前だけれど。


 ただ、なんとなくの希望だけで、毎日を過ごすのはもうやめたい、と最近思う。もっとこうだったらいいのに、と思ったり、言ったりするだけではなくて、一歩踏み出そうと思う。今の自分の嫌な部分を変えていくプランを立てていると、まだまだ死にたくないなと思う。

 

 生きてるじゃん!byテリー