モノクロームやモノトーンで遊んでみました。知り合いのミュージシャンたちも色気なしのモノクロになってしまいました。

カラー写真が一般的になったのはいつの頃からだろう。日本のカラーフィルム(小西六)ができたのは1941年頃らしいが、アルバムを見ると高校生まで(1968年まで)は白黒写真だ。しかし1964年のオリンピックは家のカラーテレビで観た。それまではテレビも映画も写真もモノクロだった。大学一年から知り合いに撮ってもらったカラー写真が残っているが、自分で撮ったのは社会人になってからじゃないかな?

高校時代は天体写真を撮っては自分で現像し焼き付けもした。もちろんモノクロ。フィルムはコダックやアグファ。当時は高感度フィルムでもASA400(現在でいうISO)が最高で、被写体が暗い天体写真は増感現像しなければならなかった。もちろん印画紙の種類も厳選。白と黒のその濃淡、明暗のトーンをいかに出すかが勝負なので、覆い焼きなどして調整していたのが懐かしい。

木村伊兵衛、土門挙、林忠彦、奈良原一高らのモノクロ写真をよく観てました。いまではモノクロといえば仕事でもお世話になったハービー・山口さんですけどね。

そんな半世紀以上前のことを思い出しながらモノクロに加工して遊んでいました。