今朝は初雪で、おまけに寝坊した松蔵です。

皆さんこんばんは。

念願叶って初!浮世絵を観てきました。





福島県立美術館。

ビヒッと広重展。




会場内のロビーです。


美しい!






念願の歌川国芳の猫絵のファイル買ってきてしまいました。


歌川国芳は三点しか見れませんでしたが、「忠臣蔵」はこれまでにない、絵に人物や建物の影を書込み、立体間溢れる仕上がりになってました。

浮世絵には影がないという事気づく人は居たでしょうか?


白と黒を基調にした忠臣蔵。

歌川国芳の視点でしか描けないものです。
殆ど乱れない綺麗な線、ポスターカラーのような色あい。
力強く、個性的な歌川国芳の性格を感じとる事が出来ました。






こちらはポストカードです。

歌川広重は、原色の青と赤が広重カラーと感じました。
太く真っ直ぐに描き、時には細く真っ直ぐに線を描く広重。

筆運びは鋭く、色あいの濃淡で風景を美しく、鳥は力強く、優しくしなやかに描いてありました。

生命力溢れる作品でした。


歌川広重は動。


葛飾北斎は静。

と言うふうに感じました。

葛飾北斎は人物や風景の輪郭などが線がしなやかで、かつ線と色が上手く交わるかのような表現でした。

歌川広重と対照的に、葛飾北斎の人生そのものが読み取れました。

日本を旅し、北斎自身の苦悩、喜怒哀楽全てが1枚の絵に込められているように思いました。





歌川広重のファイルを猫に踏まれてしまった私。



三人の浮世絵師をみて、どれも圧巻されましたが、1枚、1枚が命が続く限り書き上げた作品のように思えました。


天才絵師と言われる人は、絵師であり、カメラマンであり、デザイナーなんだなぁと感じました。


カメラのない時代、鳥や猫など全てのものを自分の目で観て、記憶して、頭の中でそれを現像して描いていたんだなぁと感じました。


個人的には歌川国芳、歌川芳年をもっと見てみたかったです。