奥田英朗の短編集。奥田さんにしてはマイルドな感じ。
この人の作品はハチャメチャな感じが好きではあるのですが。


まだ読みかけなんですが、
この中に、独身時代は一人暮らしで、
結婚後、きちんとご飯を作ったりいわゆるいい奥さんとの生活が窮屈で、一人の時間を確保するためにコーヒーを飲んで帰る夫が出てきて、
なんか分かる~と思ったので記録です。



私は、結婚したら二人暮らしがストレスで、
今は息子が生まれて、ずっと息子といるのがストレスで。。
自分はダメな母親だと思って余計にストレスで。

長いこと独身で、一人暮らしでマイペースにやってきたから、人に合わせて暮らすのがストレス。

そうかそれは独身病か、と。


今の生活は、私のペースでは何も出来ないから。

毎日の普通の生活からそう。
夫のタイムスケジュールに振り回され、息子の生活に振り回され、
さらに、息子は今はトイレまで付いてくるし。


そして、映画もずっと見てないし、お茶もしてない。
外食に行っても、息子を見てると、あれ?私食べたっけ?てな感じになるし。
そういえば、服もずっと買ってないなあ。
もちろん、一人旅もしていない。


2週に一度くらいは夫も一日中家にいますが、夫は息子をちゃんと見ててくれないから、結局私がずっと気にかけてなきゃだめだし、普段とペースが崩されて、夫は居て良い面もあるけど、悪い面もあります。

 
なんていうか、常にたま男アンテナを張りっぱなしの状態なんですね。

それが母親というものかもしれないけど、私は「たま男をお休みしたい」と思っちゃうんです。


実家へ行くと、私の母が息子をちょっと見てくれてるだけで、その間、数十分でも私のたま男アンテナはお休みできるから気が楽になります。



今日は、夫に息子をまかせて、ドラッグストアなどへ買い物へ、一時間弱の外出。

日用品の買い出しだけど、運転しながら後部座席のチャイルドシートにいる息子を気にしなくていい、車を止めたらカバン一つ持ってサッと降りられる、
それだけのことが何て心が軽いんだと思ってしまいました。


赤ちゃんの時代なんてすぐ終わってしまう、子どもはすぐに大きくなって出て行ってしまう、と言うけれど、
歳はくってるものの未熟な私には、年中無休の母親業がずっしり重くのしかかって、もう息切れしてます。