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奈良駅から天王寺に出て、特急電車くろしお号に乗る。お次は和歌山。この日は、紀伊田辺駅にあるブッダゲストハウスに宿泊した。通常は相部屋1泊2,300円なのだが、他にお客さんがおらず一人で一部屋利用させていただいた。

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看板ネコのココちゃんが愛らしくてたまらない。お客さんのところで寝ることもあるとうかがい、わくわくしながら早めに就寝。もちろん部屋の戸を若干開けて。ところがココちゃんはやってこなかった。もしかしたら深夜に遊びに来てくれたかもしれないが、爆睡していて気づかなかったのかもしれないけれど。

翌朝ブッダゲストハウスを出て、特急電車で紀伊勝浦まで。大体一時間ほどで到着し、そこからバスで熊野三山の一つである熊野那智大社へ向かう。実は熊野古道を自分の足で歩いて、ゼエハア息を切らせながら山を登って参拝したかったのだが、田代島の舗装されていない山道で足を挫いたのか、左足がいうことを聞いてくれないため、なくなくバスで向かうことにした。

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熊野那智大社に隣接する青岸渡寺本堂の後方からは、三重の塔と日本三大名滝のひとつである那智滝が一枚の絵のように見下ろせる絶景スポットがある。ここで記念写真を撮りたいと思っていたので、カバンの中からもそもそと一眼を取り出すと、近くにいたお姉さんに「シャッター押しますよ」と声を掛けられた。なんてラッキーなんだ!と思い、カメラを渡すと、「わたしのカメラでも撮影させていただいて、お気に召しましたらご購入ください」というではないか。しまったな、と思ったが時はすでに遅し。日付入りの観光写真の一丁出来上がり!なんていう手際の良さなのだろう。
「おキレイに撮れてますよー」なんてお姉さんにお世辞をいわれ、調子に乗ったわたしは1,000円もする観光写真を購入したのだった。

左足をかばいケンケンしながら、山を下ると三重の塔がお目見えする。

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三重の塔を拝観し、またケンケンしながらゆっくり下っていくと、今度は那智の滝がお目見えする。滝の近くへ行く前に、延命の水というものがあり、その延命の水の側には盃のようなものが沢山並べてあり、100円で使用できるようになっていた。使用後はお持ち帰りが可能だったので、弟の分も一緒にいただくことに。
無事帰宅したら、こちらで日本酒をキュイッといただきたいものですなあ。

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ちなみに延命の水の味はというと、若干甘みがあるマイルドなお味でやんした。

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那智の滝の前で大きく深呼吸をする。霧のような水しぶきを浴びて、全身がひんやりした。30分ほどぼんやり滝を眺めて、旅の疲れを癒す。