12月11日
ナイロン100℃ 37thSESSION「ノーアート・ノーライフ」
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:みのすけ 三宅弘城 大倉孝二 廣川三憲 吉増裕士 喜安浩平 
    温水洋一 山崎一
シアタードラマシティにて。
イメージ 1
ナイロンの舞台なのに普通に観やすい。
何よりも一番の感想がこれです。
ケラさんの作品を理解するなんておこがましい事だわ!
私みたいな平凡思考の頭でケラさん作を「今回の、いいんじゃない?」みたいにいえるほど解れるわけがない!!
くらいに、いつもケラさんの作品は独特で、なんとな~く、で観ているのですが
今回のは驚くほど普通に面白かった。
かといって、物足りない事はなくて「ナイロンの芝居観た!」という満足感もちゃんとありです。
 
70年代、フランスに渡った日本人の自称芸術家達が日本人ばかり集まるカフェで織り成すどたばた。
「自称芸術家」っプリは観ていてイライラするけれど「わかるわ・・・」と、うむむ。
山崎一氏が演じられるタイナカの苦悩は大小あれど、誰にでも当てはまるものじゃなかろうか。とか。
自分の経験がよみがえって苦笑しつつでした。
 
三宅さんのちょっと頭の弱いキャラは愛おしかった。
軸のぶれないバカキャラはさすが!!でした。夢に出てくるブレの無さ。ビバ!!
あと、体が四角いなー・・・と見とれてしまった。
 
温水さんは舞台で拝見するのは初めてでした。
役どころがそうだったのもあるだろうけれど、テレビで観るままの立ち居振る舞いでこちらもまた見とれました。
そして上手い。
独特な役をされていても普通に。さらり~と演じてられるイメージでした。
 
面白かった。
 
エピローグの部分を映像で見せてしまうのはどうなのよ!?とは思いましたが
それも込みの「観やすい芝居」だったのかもだわ。
 
今年はこれが観劇納め。
ナイスセレクト☆