カミさんの教え子の結婚式の披露パーティーに先週の土曜日に行ってきました。
場所はKLGCCの近くのブキッ・キアラ(リゾートクラブ)の中にあるレストラン。
ここはマレーシアですので招待状には”6時半シャープ”と書いてありますが”シャープ”に始まるはずがありません。
その手には乗らないぞとばかりに、7時ごろゆっくり会場に到着しましたが、まだほとんど招待客は集まっていません。
舞台中央の真ん前にはVIP席がありますが、もちろん誰一人着席していません。
実はこの特等席は主役と親族が座る席なんです。
知人や会社関係のお偉いさんでも座ることは許されません。
その中でも特別立派な二つの椅子は新郎・新婦の席です。
中国系マレーシア人どおしの結婚披露宴ですから中国式やり方で、参列者の誰よりも親や家族を大切にするんですねエ。
キーボード、ギター、ボーカルの生バンドによる演奏が続く中で、8時頃になってブッフェスタイルの食事がはじまり、ワインなどのアルコールがふるまわれます。
途中でスナップ写真やビデオで主役二人の紹介が入ります。
宴たけなわになってダンスタイムが始まりました。
カミさんの教え子である新郎がテーブルを回って参列者にも踊るよう促しています。
われわれは夫婦で参列しているので、目を合わさない様にしていましたが新郎がにこやかな顔をしてやってきたのです。
当然 「だめよ~ダメダメ」と断りましたが、許してくれません。
余り頑なに固辞しては折角のめでたい宴席の雰囲気が壊れそうな心配もありましたので、カミさんの手を取って中央スペースに進み出ました。
50年近く前の学生のころには何回かダンパーにも参加したことがありますので、全くの素人ではないゾという自負もありました。
カミさんをエスコートしてダンスの輪の中に入りました。
曲はワルツでした。
いざ踊り始めると全く勝手が違うのです。
まるでちぐはぐで、音楽にもノレていません。
ヨタヨタしているうちに、原因が二つあることに気づきました。
一つは体型の変化です。
半世紀を経て当方の腹は突き出て、カミさんの腰回りもしっかり発達したため、姿勢良く背筋を伸ばして踊ろうとすると、かつてのように体通しが密着しないのです。
当然顔と顔の距離が離れますので耳元で甘い言葉を囁くことはできません。
耳が遠くなったせいもあるかもしれませんが、囁いたのでは聞こえないのです。
大声でしゃべりながらワルツを踊っては変な目で見られそうなので、黙りこくって踊りました。
もう一つはステップがまるで合わず、足を踏んでばかりなのです。
50年前は当方の動きに身を任せるようにカミさんはステップを踏んでくれました。
まさに夫の動きに寄り添うようにカミさんが足を運びますので、お互いの足を踏むようなことはありませんでした。
ところが今回はカミさんは当方の足の運びについてこないのです。
勝手にイチ、ニ、サンとやっています。
日本語教師に明け暮れ、イキイキと毎日を送っているカミさんは、ダンスでいえばまさに自分のステップを踏んでいるんです。
加齢臭を振りまく年金生活者に寄り添っていく必要はありません。
厳しい現実に気付いたためか、カミさんの運転する帰りの車の中では余り会話は弾みませんでしたゾ。
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