働き者のメロン墓参りをした際に、母が「メロン持っていけ」と言った。 ありがたく頂戴し、その晩、家族でいただくことにした。 それはそれは甘くて、おいしいメロンだった。 食べている途中で、杖を手放せない母の姿を想像した。 母も近い将来には野菜や果物を作られなくなるのは想像に難くない。 お金を払えば甘いメロンは買うことができるけれど、母が畑で働く姿を思い起こさせるのはこのメロンだけだなぁとしみじみ思った葉月の晩