今夜は青森ねぶた祭りのフィナーレを飾る花火大会が青森市内のベイサイドで開かれる日。
大輪の花火と、海上運行するねぶたのコラボレーションが見どころだ。
ところが、私自身は昔から花火大会にはさして興味が湧かない。むしろ、興味がないと言った方が近いかもしれない。
花火よりもねぶた!
ねぶた祭りが閉幕した今となっては、わざわざ花火大会の人混みに身を置くよりも、家の中で連日のねぶた疲れを癒しながら、窓の外から聞こえる花火の音を聞いていたい派だ。
当然、今夜もそのつもりで帰宅すると、またまた孫3号(長男の長女=中2)と孫4号(長男の次女=小5)から「ジジイ、花火大会に行かないの?」と連絡が・・・。
奥さんも、今夜の花火大会には行きたいらしい。
長男は祭りのボランティアをしているため、ねぶた祭り期間中は子供達をどこにも連れて行けないことは理解しているので、「しょうがねぇな。ジジイが連れて行ってやる。首を洗って待っとけよー」とまたまた安請け合いしてしまった・・・。
かくして、今夜も孫2人とババア1人を乗せて、花火大会の会場に向かった。
私にとっては久しぶりの花火大会だけど、正直なところ、ねぶた祭りほどの高揚感も期待感もワクワク感もない。
花火の打ちあがる間隔が間延びしている気がして、やっぱり熱中できない。
それでも、孫たちにはつまらない顔は見せられないので、「夏休みの日記帳には、ちゃんと『お爺様が花火大会に連れて行って下さいました』って書いとけよ」などと下らないジジイギャグで間を持たせる。健気なジジイだ・・・。
花火を見上げながら、ついつい頭によぎるのは閉幕した青森ねぶた祭りの記憶。
皆、いい表情をしていたなぁ・・・。
ねぶたの面は怖いぐらいがちょうどいい。
そして、ねぶたはやっぱり赤がよく似合う!
連日連夜、熱狂させてくれたねぶた達を思い返しながら、祭りのあとの淋しさと戦っている葉月の7日