夕方、仕事中に祝砲が鳴った。

いわゆる音だけの打上花火だ。

「この時期に祝砲が鳴るのは、きっとアレに違いない」と想像できた。

仕事帰りに、私の想像が正しかったのかどうか気になったので、わざわざ確認しに行った。相変わらず、暇な私だ・・・。

 

案の定、職場に近い神社の宵宮だった。

やっぱり、そうか。もう宵宮の季節なんだなぁ・・・。

国道に出る道路は通行止め。道端には露店が軒を連ね、怪しい光と嗅覚をくすぐる香りを放っていた。

神社に向かう道路では、浴衣姿の子供が神社への道を急いでいた。きっとワクワクしながら神社に向かっているのだろう。

さて、私はというと、西日を正面に受けながら帰路を急いだ。

もう夜7時を過ぎているというのに、太陽は元気そのもの。これでもかというぐらい、鮮やかな夕焼け空だ。

今年の夏至は6月21日らしいのだけれど、今の時期が最も昼間の時間が長いことになるのだから、太陽が元気なのも頷ける。

宵宮、浴衣姿、ゆうやけ・・・、あ~『NSP』の季節だなぁ・・・、高校生の頃によーく聞いてたなぁ・・・、とっても懐かしい・・・。

天野滋さんが亡くってから7月1日で19年が経つけれど、NSPの楽曲は不滅だと思いながら夕焼け空に向かって帰宅した水無月の19日半月