つがる市に出掛けてきた。
つがる市は、私が高校時代を過ごした街。
当時は『木造町』(きづくりまち)だったけれど、平成の大合併により現在は『つがる市』になっている。
まっ、市にランクアップはしたものの、街の中は当時よりも衰退し、寂しい限りであることは言うまでもない。
その廃れた街に出掛けたついでに、地元の古びた菓子店に立ち寄ってショートケーキを買って帰ることにした。
昔からある田舎の菓子店なので、特別な商品はない。その分、価格はどれもお手頃で、庶民的~。
中でも目を引くのが下段右にある『しゃこちゃん』ケーキだ。
地元の高校生(私の後輩たち)のアイディアを元に、当店の當麻(たいま)菓子舗さんが商品化したカップケーキ。
帰宅後にお披露目すると、奥さん「あー、可愛い」。次男「可愛い過ぎて食えねー」。
昔ながらの見た目と味。ハイカラ感もオシャレ感もないけど、私にはコレがイイ。
さて、この『しゃこちゃん』ケーキだけれど、つがる市(旧木造町)の亀ヶ岡石器時代遺跡から出土した遮光器土偶『しゃこちゃん』をモチーフに商品化したもの。
まっ、似てるか、似ていないかの判断は人それぞれ・・・。
因みに、高校時代に毎日利用していた『木造(きづくり)駅』も建て替えられ、現在の駅舎の正面には巨大な『しゃこちゃん』が大魔神のように存在を見せつけています。
高校生だった頃は田舎町だとしか感じなかったけれど、45年前の青春時代を過ごした街が妙に愛おしく思えている如月の13日