八戸市・・・。青森県の太平洋側にある漁業が盛んな都市で、工業都市でもある。人口はだいたい25万人くらいだろうか。今回の地震で沿岸部を中心に甚大な被害を受けた。
その八戸にある建設会社の専務さんから連絡があった。建設業協会の青年部が中心となって、避難所で暮らす人のために炊き出しを行うというものだった。
それから間もなく、同じ八戸市内にある別の建設会社の社長さんからも電話があり、海岸に散乱した瓦礫や漂流ゴミを回収するため、社員総出でボランティア清掃を行うのだと言う。
「建設業=公共工事」的なイメージが定着しつつある中で、「談合」だの「無駄な道路やダムを造る」だの、昨今はあまり良いイメージを持たれていない業界かもしれないが、「困っている人々のために」「地域のために」という強い志に触れ、改めて『建設業』という文字の力強さを噛みしめた。
さっきニュースを観ていた私に、奥さん「チェルシー要る?」と聞くので、「あざーす」と2個もらう。ニュースを観つつ、口の中に1個放り込み、ゴリっ!。「痛でぇー」。口の中を切った・・・。奥さん「何やってんのー」。私「だって固いと思ってないから、噛んだら口の中を切っちゃったよ。あー痛でぇー」と奥さんを睨むと、「チェルシーって昔からこんなだよね」。
改めて見てみると、確かに薄ぺらな麻雀パイのような大きさのチェルシーが光沢を放っていた。舌触りもチェルシーらしくツルツルだった。思い違いとは言え、私はチェルシーと聞きながら、柔らかいハイチューを想像し、そして噛んだ・・・。今、やっと血が止まった。
『あなたにもチェルシーあげたい・・・』。固い話題ばっかりの弥生の夜[E:snail]