東日本大震災から51日目。今日で卯月も終わり。震災の影響は少なからず残っているが、津軽にもようやく遅い春が来た。これほど待ち遠しい春は、後にも先にもないのだろう・・・。と、しみじみ感じている暇もなく、朝からお花見に行くぞーと叩き起こされる。



朝風呂に入って、目を覚ます私の耳に聞こえたのは「行ってきます」。明日の岩手遠征に備えて、今日も部活に出掛けた次男の声だった。奥さんが長男夫婦と行きたがってた花見なので、部活で明け暮れる次男にはすまないと思いつつ、「行ってらっしゃ~い」と浴室の窓から見送る。



長男夫婦の家に立ち寄り、目指すは弘前公園。午後には雨が降り出すらしいと聞いていたため、青森を8時に発ち、弘前には9時に到着。津軽の観桜会と言えば、昔も今も、そしてこれからも弘前公園が定番。長男夫婦の娘「6か月様」もすこぶるご機嫌だ。公園の外濠はほぼ満開に近い咲きっぷりだったが、少し風が強いため、急いで公園の中心部へ(=写真上)。Dsc_0003



内濠付近は3-5分咲きといった感じだが、天気予報では今日が花見のベスト。例年に比べて花見客はやや少ないが、それでも県外からと思われる団体客、外国からのお客様、そして地元の我々と、あらゆる人が公園内に集うのを見て、「あー、津軽にも春が来てくれたかー」と春を実感。50年もここの桜を愛でた身としては、花見と言えばここしかなかった。



公園内を歩いては、写真撮影のためパシャ、ちょっと歩いてはパシャ、また歩いてはパシャ・・・。そのうち、奥さんには「何百枚撮るつもり?」と呆れられるが、今日の私は凹まない。かわいい6か月様と一緒だから、罵声も軽蔑も耳に入らないのだ。写真はあえてUPしないが、確かに後半撮影した写真は誰も笑ってなかった・・・。



「よぉーし、ここらでちょっと早い昼食タイムにすっかー」と、津軽民謡ショーが見られる場所に腰を下ろして休憩することに。アルコールは飲めないが、公園内の出店から焼き鳥、焼きそば、唐揚げ、おにぎり等を調達し、ひとときは桜を忘れて宴に没頭する大人4人。6か月様も終始ご機嫌で、ベビーカーを押すのも苦にならなかった私(=写真下)。もしもご機嫌斜めだったら、自分では絶対に押さなかったと思う。Photo



あまり歩き過ぎて疲れちゃマズイと思い、6か月様にとって初の花見はこの辺で切り上げようと提案し、公園の外に向かい歩き出す。実は、私が既に歩き疲れていたからなのだが、「普段、歩いてないから足にきてるんでしょー。お花見デビューなのにねー(笑)」と奥さんが私の歩き方を見て疲れを見破る。



「まぁ、あまり歩いても、みんな疲れると思ってさ。はははー」と強がる私。間もなく、天からポツッ、ポツッと雨が降り始めた。何故か私「助かった・・・」。



帰途の車中で、真っ先に奥さんがグーグー。「お前が一番疲れてんじゃねぇかよ」と聞こえないようにつぶやいた私。



夕食後、撮影した写真を見ていたら、奥さんが「なかなかイイ映りじゃない」と言うので、私「撮影の腕がいいのと、背景の桜の効果だな、きっと。いい思い出になるぜ、今日は・・・」と反撃。すると、奥さん「○○(6か月様)が大きくなったら、初の花見で疲れた人がいて、中途半端で帰った伝説も伝えなきゃね」と逆襲。



花見に連れて行って脅かされた卯月最後の夜[E:cherryblossom]