会衆には、何人か長老がいます。

付かず離れずの距離をキープしておかないと、いろいろ面倒くさいことになるので、別にたいしたことないようなことでも、一旦は長老に相談します。

彼らは頼られることで自己肯定感を上げ、頼ってこない人間は逆に可愛がりません。
彼らに嫌われては集会に行っても面白くなくなるし、長老だけじゃなくてその取り巻きからも嫌われるようになるから居場所が無くなっていきます。

そうならないためにも、時々しょうもないことでもとりあえず頼るんです。

これにはメリットもあって。
なんかしらのレクリエーションを計画したりする際に、長老に先に相談しておくと、長老のお墨付きということで会衆のいろんな人を誘いやすくなります。何か問題が発生しても、長老が責任負ってくれますから、企画運営はずいぶんとラクになります。

現役時代はかなりそれで好き放題できたような気がします。
彼らも気分が良いし、僕らは堂々とレク楽しめるし。ウィンウィンだったはずです。


ただ、誰にどんな相談をするかは間違えると大変なことになります。
レクリエーションに関しては長老によって意見が異なる場合もあるので、比較的寛容な長老に相談します。

他の長老には、話のスキルをあげるにはどうしたら良いか?奉仕の効果性をあげるには?どうしたら成員から信頼されるようになるか?など、適当に質問します。
そうしとくと、やる気あるように見られて、勝手に信頼してくれます。
そこで得た信頼を、レクリエーションの企画の時なんかに発揮できるんです。

講演の後にビールを差し入れするだけで上機嫌の長老とかもいましたね。よくその人が訪問講演行くときはついていってました。


長老は持ち上げて利用する。


これに限ります。

ただ、持ち上げ過ぎは癪に障るんで、ほどほどにしてました。どっちかと言えば嫌いな人達だったんで。

わっしょいじゃなくて、よいしょ?
タイトル間違えてるなこりゃ‥