◆子供の頃に集めたいろいろなもの

それは、ガラクタであっても

目を輝かせ、必死になって集めました。

それはそれは、何よりも大事な宝物だったんです。

みなさんもきっとそんな宝物があったんではないでしょう

か。

もう今は、ほとんど無くなってしまいましたが

残っているものをご紹介出来ればと思います。

その第2回目となるものは、 




      サンダーバード秘密基地






日曜の午後6時から NHKで

外国(イギリス)からきた人形劇が放送されていました。

子供番組なんだけれども放送時間が1時間もあったので

話の内容がしっかりとしていて

登場するメカからのちゃちさを全く感じさせず

しかもカラーで放映されており

当時の子供たち、ほとんどが、見ていたんじゃないかとい

う番組 それは、「サンダーバード」




サンダーバードについては、

多くを語らなくても、みなさん御承知の通りだと思います。

そんな中でも私が言いたいのは

ストーリーの面白さ

重量感あるミニチュアで、リアルに見せており

子供向けでも手を抜いてない事。

それに最大の魅力は、メカの格好良さです

そのメカは、玩具となり

今井科学のサンダーバードプラモは、一大ブームとなりま

した。

特に2号のプラモは、良く作ったのではないでしょうか!

劇中同様、コンテナが取り外せて、

足を立てれば、救助開始となるメカ発進シーンが再現出来

ました。

そんな中でも超豪華キットだったのが



このサンダーバード秘密基地でした。

モーター、配線済で、1号から3号までがボタンひとつで

動くというスグレものでした。

特に感動涙ウルウルものだったのが

2号の発射シーンが再現されているということでした。

ヤシの木が倒れて2号が飛び出すんですから、もうたまり

ません!

当時は、今の様に大型量販店がありませんでしたから

それなりの場所、つまりデパートでないと買えませんで

した。(デパートという響き、う~ん、いいなぁ)

私の場合は、川崎のさいか屋でした。

それでも、この秘密基地は無かったので、

注文して、買ったくらいでした。

何日かして入荷の連絡があり、ようやく遊べるぞ!と思っ

てたキットは、1968年、当時2,200円で、値段も超高額で

ビックリでしたが、その箱の大きさには、

もっとビックリしたものです。

どれだけ大きいのかミントと比較してみましょう。




デカイもの=豪華という時代でした。

この時、一番大きいプラモでしたし、

当時の少年が憧れるキットだったと思います。

当然、他に持っている子はいないので、これでみんなが

遊びたがります。

遊ぶのはいいんですが、プラスチックなので

ちょっと力を入れるとすぐ壊れてしまいます。

壊す奴は、いつも決まっていました。

次に遊ぶ時も、お前がやると絶対壊すからダメと言うと

絶対壊さないから、秘密基地であそぼうよ

で、気にはなっていたけど、

いじわるしないで遊んでいると

バキッ!

あ!

ごめんごめんごめんごめん

そんなこんなでのボロボロになってしまいましたが

おもちゃ本来の使命を全うした秘密基地を

少しご紹介いたします。

なんたって、一番に気になるのが、

2号の発進シーンでしょう。

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ヤシの木が倒れて



カタパルトがあがる



THUNDERBIRDS ARE GO!



トレーシー邸も



階段まであって、少年心をくすぐります。




これが、全体



上から



下から(隠し板を外してみました)




また、この島のキットは、

再販の際に、3㎝ある台座がカットされてしまいます。

その後は、今井科学お得意ともいえる他のキットに流用れ

さます。

新規金型が高いので、使いまわしとなるんですね。



よって、再販モノは、台座の厚みが違うのですぐわかりま

す。

金型で、操作してしまうと、同じ物が出来ないということ

で、再販不可能となるとぐっと価値があがるのはなんとな

くわかりますよね。

あと気が付いたんですが、

4号の成型色が、白と黄色があるのです。

恐らく、白の方が初期出荷分ではないでしょうか?

台座の厚さと箱で、初期と区分されているようですが

同じ初期でも、生産の後先で、違うのではないでしょうか

その辺を詳しい方がおりましたら教えて下さい。

先日、この箱だけで10万していましたから

中身が未組立であったなら、どの位のプレミアがつくので

しょうか?

60万?100万位かな? う~ん、恐ろしくなります。

そんな超高価なキットを惜しみなく作ってしまい

動画として投稿されている方がいます。

この秘密基地もありましたので、

どんな動きをするのか興味ある方は、どうぞ。




当時から気付いていたんですが

2号は、カタパルトが、あがりきる前に、発進してしまうの

が、わかりましたか!

4号は手動。5号は、針金に乗っているだけです。

なんだこれだけって思っているあなた

当時は、これは物凄いことだったんですよ!

制作した本国にもこんなキットは無かったんですから

ある意味、日本の子供たちの方が恵まれていたんではないで

しょうか!

こんな記述がありました。



当時の状況から、

このプラモデルが どの位の物であったのかが わかると思い

ます。


時間があれば、再販キットから、壊れた部分のパーツを

取って修復出来るんじゃないかと思っていますが

オリジナルの価値が無くなってしまうから、逆にダメで

しょうかね?





●おまけ

サンダーバードといえば、

やっぱり2号の発進シーンは押さえておかないとならないで

しょう。



ヤシの木 倒れるのが、もう たまりません!

この発進シーンは、

ウルトラシリーズにもかなりの影響を及ぼしました。

それだけカッコイイです。

魅力あるサンダーバード2号などのメカについては、

次の機会がございましたら、取り上げたいと思います。



国際救助隊の活動スタイルは、1号が現場に駆け付け

簡易作戦室なるものを設置、状況を判断し、

救助に必要となるものを2号に持ってきてもらうわけですが

その2号は、発進の許可が出てから

長い滑り台を降りて行き、

操縦席着いてから

制服に着替え

コンテナを選び

重い扉が倒れて開き

発射台まで、ノロノロ進んで行きます。

指定場所に着くとカタパルトがあがり、

いざ、発進!

カッコイイからみんな気が付いていないと思うけれども

そんなんじゃ救助間に合わないと思いませんか!

到着した頃には、事件が終わってしまう。と

そんなくだらない事を考えるのは、私だけ・・・?





●おまけ・2

古いアルバムから

他にも秘密基地がありました。



マスコット隊員と紙製の秘密基地で

その名もパノラマシリーズ第3弾「マスコットパノラマ」

当時、300円でした。

発売時期は、秘密基地プラモより先だったと思います。


●特別おまけ



秘密基地と筆者


●おまけ

最近、ディアゴスティーニから 週刊マガジンとして



サンダーバード2号が発売されました。

かなり精密に出来ているみたいだけど

当時を思い出しながら、

毎号、組立ててみようかな・・・



でも、財力が伴わなく、挫折しました・・・

                             


                 また、いつかどこかで。