五月鑑賞映画まとめ | まぁ〜ったり☆ブレンド

まぁ〜ったり☆ブレンド

日々の事をつれづれと。

5月の鑑賞メーター
観たビデオの数:12本
観た鑑賞時間:1192分

悪霊のはらわた [DVD]
邦題からして『死霊のはらわた』のパチもん。予告映像を観る限り公式リメイクよりも画質が荒くてきちゃなくて、よりオリジナルらしい気がした。でも実際観てみると、メイクは汚いがそれほどグロくもなく、半端な感は否めない。ただ悪霊に取り憑かれて襲いかかってきてと言うシーンのみが最初から最後まで続いてるだけで、何で悪霊がそこにいるのかと言う説明は一切なし。設定がハッキリしないなら、せめてゴアシーンに力を入れて欲しかった。セットを作る予算がなかったのか、リアルの家の狭い空間での画作りは逆に良い。褒めるとしたらそれくらい。
鑑賞日:05月02日 監督:
サプライズ [Blu-ray]
店頭ポップに踊らされてレンタル。なるほど。なかなか面白かった。泥沼などんでん返しは私的には好み。また状況からどう見ても今後のヒロインの人生が救われないのも、良し。かと言って後味悪いだけでなく、ヒロインが暴漢共を返り討ちしていく様は気分がいいので差し引きゼロと言った所。スリラーではあるけど、どっちかと言うとちょっと趣味の悪い娯楽作ですね。この邦題や原題の意味合いは視聴者に対してじゃなくて作中の暴漢共に対してじゃないかと思うw。狩る者と狩られる者の立場が完全に逆転するような展開になってくれれば、より楽しめた。
鑑賞日:05月03日 監督:アダム・ウィンガード
アンチヴァイラル [初回生産・取扱店限定] [DVD]
何かクローネンバーグっぽいなぁと思ったら、監督がその息子でした。独特の世界観を持つ、昨今では珍しい骨太のSFミステリーと言っていいだろう。変に豪奢なテクノロジーとかが出るでもなく、派手な視覚効果もないが見事に世界が描かれている。一見すると、親父さん同様不条理映画かなと思われる節もあるが、しっかり物語の終着点があります。深い精神性をテーマにしながら、表層的な肉体イメージに固執してしつこく描くのはクローネンバーグの遺伝子か?見る人を選ぶけど、もっと評価されるべき隠れた名作と言っていいかと。一見の価値ありです。
鑑賞日:05月06日 監督:
恐怖ノ黒洋館 DVD
オカルトっぽいが絶対にホラーじゃない。作品の言わんとする事はラストのモノローグで全部語られちゃってる。個々の要素を考えると良作のはずなんだが、全体を通して終始退屈。色々と残念で、作品として高得点は付けようがない。監督の実体験がもとになってるらしいが、そういう意味では夢を映像化したようなものか。なれば、退屈でよく判らない内容もある程度は納得する。どうでもいい事だけど、骨董収集が趣味とかでやたらと家の中がごちゃごちゃしてる。落ち着かないなぁ~これじゃおかしな物見たりもするよなぁ~とか映画観ながら思った。www
鑑賞日:05月06日 監督:ロドリゴ・グディノ
恐怖ノ黒電話 [DVD]
なかなか怖いと思う、よく出来たホラー。いわゆるビックリ箱なホラーじゃない所が良い。ただアイデアは秀逸なのだが、途中があまりにも単調すぎる。それぞれ必要な要素なのだろうが、もう少し魅せ方はなかったのか?その分終わり20分くらいが非常に面白かった。未来に干渉できる過去に対してどう対処するのかが気になっていたが、この点もうひとひねり欲しかったと言うのは欲張りかな?個人的にはDV旦那の方が注目だった。それ故あのオチには思わずニヤリ。何で過去のあの危ない女性とつながったのか、納得した気がする。後、濡れ場はいらんな。
鑑賞日:05月07日 監督:マシュー・パークヒル
パラノーマル・リアリティ [DVD]
邦題のタイトルアレで、中身は『グレイヴ・エンカウンターズ』のパチもん。いちいち『グレイヴ・エンカウンターズ』で出たシーンとよく似たシーン出てきたりして、ある意味マニア好みw。でも中身は『グレイヴ・エンカウンターズ』ほど演出が派手じゃないから(作りが安いとも)、リアルな感じはする。とは言え、ただそれだけ。記録テープの公開と言うよくある触れ込みなんだが、案外ゴアシーンは緩め。肝心な所はうまい具合にカメラが見切れてる仕様w。そのくせ妙な所は拘っており、スタッフクレジットがない。正直、暇つぶしにすらならなかった。
鑑賞日:05月09日 監督:マーティン・アンダーセン
ラビッド [DVD]
のっけからだが、まず何よりもマリリン・チェンバースの健康的な裸体がそそる!それが苦しみ悶える様は嗜虐性を刺激して尚良い!できればラストシーンも裸で出て欲しかった。説明不要のクローネンバーグの代表作であるが、巨匠の作品だからこその評価。再鑑賞してみれば、言うほど名作でも無し。でも醸し出される作品パワーはさすが。この辺りが巨匠作であるが所以。今更感が漂うので、些末な所で言えば、映画館でのナンパシーンには笑った。ポップコーン使って女口説くとかw。それとサンタさんのとばっちりぷりが印象的。ああ。やっぱ名作なのね。
鑑賞日:05月11日 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
ロスト・ボディ DVD
もっとキワモノかと思ったら、思い切り正統派サスペンス。謎も上々で良し。色んな意味で裏切られ、鑑賞は十分に満足できた。つまり面白い。若干オチが飛躍に過ぎる感もあるけど、昨今のミステリーの中では膝を叩くレベル。多分この手にこだわりがある方にもオススメできると想います。ラストの謎解きで伏線シーンをフラッシュバックさせるのは、『SAW』の影響受けてる気がするけどね。それにしても旦那が間抜けすぎる気がするなぁ…「大丈夫。そんな素振りは見せてない。」(ヾノ・∀・`)ナイナイあからさま。「知能犯か。」これ、嫌味だな。w
鑑賞日:05月14日 監督:オリオル・パウロ
ウェア WER [DVD]
TSUTAYAの店頭にて興味を持って鑑賞。予備知識なしで観たら、狼男物だったとは。半モキュメンタリータッチで描かれているのはリアリティを追求してか?割と面白い部分もあるんだけど、全体として妙に今ひとつ感が拭えない。色々と含みがあるラストは嫌いじゃないけど、この作品に限って言えばしっくり来る着地点が欲しかったなぁ。前半と後半で作品のタッチが変わります。前半のノリで渋くまとめた方が面白かったかも。後半をピックアップするなら、もっと派手なアクションが見たかった。要はどっちつかず。作品の意図が全く伝わらなかった。
鑑賞日:05月17日 監督:ウィリアム・ブレント・ベル
神々と男たち [DVD]
悲劇ではあるが、非常に美しい物語。アルジェリアにてGIAに誘拐され、殺されたとされる修道士の実話が元になっている。アルジェリア、シトー会、GIA等、複雑な歴史的背景があるこの地でのこの作品の内容は意義深い。それでなくとも、おそらく過分に美化されているものの、修道士達の命にすがる姿は、なまじ盲目的な信仰に囚われた人間にない心の純粋さを見るようで美しい。話の展開そのものに高低はないものの、時間いっぱい退屈する事なく観る事ができた。願わくば、高画質、高音質で視聴したい。国内盤でのBlu-ray化を強く望む所だ。
鑑賞日:05月20日 監督:グザヴィエ・ボーヴォワ
スターシップ・トゥルーパーズ [Blu-ray]
実は最初から最後までちゃんと観るのは初めて。観てなかったのは、頭一時間の学園ものドラマっぽい部分。改めて観て、この部分ちょっと長すぎないかと思った。三十分くらいにまとまらんかったかなと。監督も言ってるように、敵味方がはっきりしてる。間違いなく人類側が正義なので、敵をぶち殺す事に躊躇はこれっぽっちもない。何かFPSゲームのプレイ動画でも見ているような気分だ。後、下手なホラーよりも残酷な描写が結構出てくる。あまり面白いとも思えないのだが、ちょこちょこ王道の熱い展開も見せてくれる。でも何でこれヒットしたんだろ?
鑑賞日:05月20日 監督:ポール・バーホーベン
インベージョン [DVD]
いわゆる三流ゾンビ物。走るゾンビ物です。大雑把すぎる設定だけど、音に反応し、だるまさんが転んだ状態な演出は面白いと思った。予告映像を観て、そこに惹かれて本作を観てみたわけだが、見るような所はそこだけだった。設定も演出も大雑把過ぎるので(足怪我した奴が怪我してない奴より速く走れる部分があるとか)、緊迫感は無し。何か『ゾンビ・トランスフュージョン』と印象が被ったなぁ…それとツーパターンのEDが用意されてます。特典映像ではなく、本編に二つ入れるのは珍しいかも。でもだからどうしたなレベル。ゾンビより女が怖いww。
鑑賞日:05月20日 監督:ケイラ・ユーウェル

鑑賞メーター