さて、J2リーグ第38節ジェフユナイテッド千葉対水戸ホーリーホック戦です。

 

試合前、ジェフの来年からのユニフォームサプライヤーが『Kappa』社から『hummel(ヒュンメル)』社に変わることが発表されました。

とはいえ、日本ではこのブランドは株式会社SHIFFONさんがライセンス事業を展開(他にDIESEL ・MARYQUANT・phenixなど)しているようなので、そう大きな変更では無さそう。

 

 

 

試合前、ウォームアップや選手紹介、散水が行われて少しずつ雰囲気が出てきます。

こちらは腹ごしらえ。

場内で販売していた『乱切りカットステーキ丼』が美味しそうだったので購入しました。

しかしソーシャルディスタンスが保たれているせいか、19,000人収容のスタンドはまばら。

後の放送では入場者数は5,000人以下でした。まあこの時点でJ2 8位と9位の試合だから仕方ないか。

スタンドは8割がた黄色いジェフのサポーター。

しかし水戸のサポーターのほうがアウェーでも元気あって好感持てます。

 

 

予定通り14:00から試合開始です。

薄曇りの中なのでやや風が冷たく感じます。

フォーメーションは千葉が守備的な3-4-2-1、水戸のほうがやや攻撃的な3-5-2。

しかし多数のサポーターを背にしたホーム側(千葉)が、安定志向の実質5バックって何なんでしょうか?

ちょっと腹が立ちます。

(画像:Sports Nabiより)

案の定、序盤は水戸のほうが元気で、1対1の勝負を果敢に挑んでいって好感が持てます。

逆に千葉はなかなか攻め込めず、セットプレーで僅かにチャンスがあるのみ。

が、今のJリーグでは給水と交代枠5名のルールがあるのでした。

その辺がポイントになるかな、と思っていたら・・・前半39分、MF見木のゴールで千葉先制 1-0 !

巨漢FW 櫻川ソロモンがキーパーの前でつぶれて、後ろに飛び込んだ見木のゴール

千葉はこれ以外に得点の可能性無いかな、なんて考えながら前半終了しハーフタイム。

休憩中も千葉のチアチーム『ジェット・スフィーン』が必死に会場を盛り上げます。

 

 

後半早々に千葉は2人交代、元日本代表のサイドバック 安田理大と、DF米倉恒貴を入れます。

安田は少し見ないうちにコロコロした体形になってて、大丈夫かなぁと思っていたら・・・フラフラっとオーバーラップして簡単にゴール前に上げ、そこに巨漢FW 櫻川ソロモン突っ込んできて頭でゴール 千葉2-0 !

分からんもんです。

千葉もようやく頑張りだして、モダンフットボールらしく20メートルくらいの幅の中で選手がガツガツ戦います。

注目の千葉DF鈴木大輔も、他の選手のカバーをしながら1対1では絶対負けません。

ただ、相手もフレッシュな選手が3人、4人とどんどん入ってくると押され始め・・・、

75分に1点、ロスタイム5分ちょい前の95分にもう1点取られて2-2 !

しかも千葉はホームの意地で最後にゴール前にボールを入れたら、逆にボールを奪われ絶体絶命の大ピンチ!

後日、“7人スーパーカウンター”と称されるくらいの100メートル走をされて、負けたかと思いました。

水戸にそれだけの技術を持つ選手がいなかった、というのが救いでした。

(ロシアワールドカップ 決勝トーナメント 日本対ベルギー戦のラスト1プレー)

こんな綺麗に決まることはないんですよね、普通は。

試合は2-2の引き分け。

スタジアムを出ようとすると、『工場の街』は夕闇に包まれていました。

駅までの道が遠く感じるフクダ電子アリーナ。

うーん、これじゃなかなかJ1への道は険しいかなー、と思った試合でした。