ハイキングを始めたての頃から、奥多摩にはよくソロハイクで通いました。 御岳山、高水、その他にも『関東ふれあいのみち』を繋ぎながら、山の歩き方・面白さを教わりました。
そんななか、歩く途中で美味しい蕎麦を頂いたのは檜原村の浅間嶺を歩いた時でした。
2017年の梅雨のはじめ頃、JR五日市線・武蔵五日市駅からバスで30 分ほど入った上川乗バス停です🚌
この日はやや雲はあるものの雨の降る様子は無し。 ここから払沢の滝(日本の滝100選にも選ばれる滝)がある本宿まで約10Kmを歩く、比較的軽めのコースです。
梅雨の合間ですが、上川乗の里は花いっぱい🌼
関東ふれあいのみち東京『歴史のみち』のコースでもあるこちら、昔の生活道路でもあった「古甲州道(府中・大国魂神社あたりから武蔵五日市〜奥多摩湖〜小菅〜大菩薩峠〜甲斐府中へと続く甲州裏街道)」の一部を歩くコースです🥾
浅間嶺 903メートル⛰
上川乗から1時間20分ほどでこのコースの最高点
あとは東へと、奥多摩の山々を眺めながらの緩やかな尾根歩き🥾
途中から古甲州道のやや崩れた石畳を歩きつつの下りです。
そんななか、40分ほど歩くと “瀬戸沢の一軒家”と呼ばれる古民家が現れます。ここを利用して週末だけ営業していたのが『そば処みちこ』でした。
昭和の初め頃までは人馬が行き交ったこの道沿いの家も、平成になる頃には空き家になっていたそうで・・・
そこを、大家の親戚だった濱田美知子さんが蕎麦屋として営業を始めたのが2000(平成12)年の春なのだとか。
外にもテーブルがあるのは、靴を脱ぐのが面倒なハイカーには優しいお店でした。
昔の囲炉裏が残るお座敷
春から秋までの週末に営業されてました。
私は以前、本宿から「数馬の湯」♨️までを歩いた時にこの古民家を見つけたのですが、その時は年末の寒い冬の日。
それもあって、一度ここの手打ちの蕎麦を頂いてみたかったのです😋
壁には絵葉書やサイン、奥多摩の地図などが飾られていました。
蕎麦の他にも山菜の天ぷらや味噌田楽などもありました。
心地いい風が吹く縁側
注文したのはもちろん「手打ち二八そば」の天ぷら付き😋
奥多摩の山中ではなかなかありつけない手打ち蕎麦のランチ、しかもかまどの湯で茹でた蕎麦とあって、有難くあっという間に美味しく頂きました。 もう少し味わって食べればよかったけど、いつもの事なので😅
払沢の滝方面へと下りながら、また立ち寄りたいな〜と思っていましたが…この翌年の2018年11 月に閉店されました😢
閉店前にTV朝日系『ポツンと一軒家』で放送されて、最後には6時間待ちの行列が出来たのだとか💦
もう一度、立ち寄れないのが本当に残念ですが…
払沢の滝でマイナスイオン浴びるのも気持ちいいし、
『ちとせ屋』のうの花ドーナツ🍩も捨てがたいので、また歩いてみようと思います😋