この日、宿泊した『介山荘』は大菩薩峠(標高1,897メートル)のすぐ脇にあります。


その頂き以上にこの場所を有名にしたのは、1913年〜1941年にかけて新聞に連載された、中里介山の時代小説『大菩薩峠』でしょう。

 幕末が舞台で、主人公の剣士がここ大菩薩峠から始める旅の遍歴と、周囲の人々の関わりの物語。

結局、未完に終わった作品ですが大衆小説の先駆けとして文人からも賞賛された作品です。

主人公:机 竜之介を市川雷蔵が演じる映画も、1960年に大映が三部作として制作し、人気を博したらしいです(ヒロインが中村玉緒というのがまたスゴい😆)。

小屋には、作者 中里介山氏直筆の書が飾られていました。

 

立松和平氏のもありましたが(笑)


私はこっちの白ワインがお気に入りに🍾

小屋オリジナルなんだそうです。 恐ろしいほど飲み口のいいワインでした😋

あとコレ、BS-TBSの『日本の名峰 絶景探訪』の色紙。

山の魅力を紹介する番組なのですが、特に夜明け・ご来光の映像へのこだわりが特色☀️ この時の映像を見て、私は介山荘にぜひ泊まってみたかったのです😊



さて、そのご来光ですが…

この日は6:45過ぎに、神奈川の丹沢山系から上がってきました。


「日出づる国の美しさを、もっと見せようじゃないか…」

ナレーションの津嘉山正種氏の台詞が欲しいくらいの圧巻の景色でした。


朝日を浴びる富士山🗻

南アルプスはやや風が強いのか、北岳あたりで雪煙が上がってます🏔



見るべきものを見れた満足感からか、帰りはゆっくりと下山。凍った雪をアイゼンで踏む音が気持ち良かったです🥾

 もう少し積雪を期待していましたが、これ以上寒いとシャッター📸押せなくなりそうなので、丁度いい山旅になりました☃️