まず最初に、私がDTMを始めたきっかけからお話しさせていただきます。
さかのぼること1999年、私は術後の自宅療養中でした。
右の卵巣を摘出したのですが、手術後に、「先生、私の病気は治ったのでしょうか」と聞くと、「かなり悪かったので、左の卵巣と子宮も全部取れば治ったと言えます」←と言われました(T_T)。。
退院後も意気消沈し、しょんぼりしていた私に、兄がひょっこりと 作曲ソフト 「Singer Song Writer lite 2.0」
(以下 =「Ssw2.0」)を買ってきてくれました。
パソコンにとても詳しい兄は、私のために1台デスクトップPCを組み立ててくれました。
当時はまだ windows98 でした。 そしてサウンドカード選びからソフトのインストールまで「さあ、どうぞ!」という段階まですべて整えてもらったのですが、いざパソコンの前に座ったものの、何をしたらいいのかさっぱりわかりません
とりあえずマウスであちこちクリックしてみます。
パソコンも(windows)初めてなのですから大変です。
実のことをいいますと、本当はそれ以前に私は同じソフトを持っていました。
そのお話から少しさせていただきます。
作曲は学生の頃からの夢でしたが、
当時は歌の部分しか作れませんでした。
ですのでDTMというものを知った時は興奮して思わず買ってしまいました。
それが「Singer Song Writer lite 3.0」でした。
友人から中古のMacPCを譲ってもらい、
やる気満々で始めてみたものの、MacPCもソフトもまったく理解ができず、インストールしてもらっただけの状態で思い果たせず即、挫折しました(笑)
ですので、実際のパソコンデビューは「Ssw2.0」と同時に始まったということになります。
「Ssw2.0」を初めて見たときは、「あれ?これは私が前に買ったのと一緒では?」と思い、リベンジも兼ね嬉しさ半分 不安半分からスタートし、パソコン操作もMacの時とは違い兄がいろいろ教えてくれましたので、その面では不安はありませんでした。
Ssw2.0で始めてからは、何となくマウスでカチカチと打ち込みをしていくうちに少しずつわかってきて
「コピー&ペースト」(コピペ)なるものも覚えていき作業も早くなっていきました。
”打ち込み” には 「ピアノロールエディタ」 と 「スコアエディタ」 と 「ステップエディタ」という3つのモードがあります。
最初、「ピアノロールエディタ」でやってみましたが、感覚的な私でもなかなか思うようにできず「ステップエディタ」は数字で入力?(理解不能です)
結局「スコアエディタ」でやることにしました。
「スコアエディタ」とは、五線譜に音符を打ち込むやり方です。
ですが、冒頭で語っていますとおり、私は譜面が読めません
感覚的に音符を少し打ち込んでみては → 再生して聞いてみる → のくり返しです。
まず五線譜にまっさらな状態で音符を打ち込むと、ピアノ音になってます。
そののちに簡単に音色の変更ができます。
楽器の数は沢山あります。
気に入った音色を探しながら自由に選び変更できます
そして、スピードコントロール、キーの高さの上げ下げ(移調)なども自由自在
MIDI恐るべし 私はどんどんとDTMにハマっていきました
楽しいことをやっているのですから 体調もどんどん良くなり生活も戻っていきました。
「Singer Song Writer lite 2.0 」その後、 → 「Singer Song Writer8.0 」
→そして現在の「Singer Song Writer 10 」となっていきます。
当時の Ssw2.0 と Ssw10 は まったく別物です。(機能的に)
ですが、Singer Song Writer に変わりはなく、現在もやっていることは Ssw2.0 時代と何ら変わりはありません^^;
未だにMIDIキーボードも使えずに、マウスで音符を打ち込んでますし…
楽器弾けませんので…楽器の弾けない私でもDTMが奏でてくれるのですから、夢のようです!
打ち込んだ音符ひとつにはさまざまな表情がつけられます。
いかに自然に聞こえるかを試行錯誤しながら作っていきます。
現在は立派な「DAW」( 読み方→ 「ディ・エー・ダブリュ」もしくは
「ダウ」 )となり、
パソコン1つで曲がすべて完成してしまう時代になりました。
私は当時の Ssw2.0 から始めて良かった
いきなり Ssw10 からだったら 面食らってしまって無理だったかと思います(笑)
Ssw10 の凄さはこれから少しずつ発見していく予定です。
そのたびにこのブログでお伝えできれば~と思っています
その時はどうか宜しくお願いします