エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)の少量投与による抗うつ効果について
エビリファイからレキサルテイへの開発経過を含む
理解しやすい
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ドパミン受容体約30%
理論とは?
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エビリファイの進化系の
レキサルテイ
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エビリファイの「進化版」にあたる薬として最も代表的なのは、大塚製薬が開発した「レキサルティ(一般名:ブレクスピプラゾール)」です。エビリファイの主成分(アリピプラゾール)の基本構造を引き継ぎつつ、
副作用がマイルドになるよう改良された次世代薬として位置づけられています。
レキサルティ(エビリファイ進化版)の特徴
セロトニンとドパミンの量を適切に調整してくれる作用があるため、SDAM(セロトニ ン・ドパミン・アクティビティ・モジュレーター)と呼ばれています。
レキサルティは、セロトニン(1A受容体)とドパミン(D2受容体)の働きを適切に調節してくれます。
過剰な場合はそれぞれの働きを抑え、不足している場合は補ってくれるような、部分作動薬(パーシャルアゴニスト)としての作用があります。
副作用の軽減
エビリファイで時に見られた「アカシジア(むずむず感)」や不安感、手の震えなどの副作用が起こりにくくなっています。
体重増加が少ない
代謝系への負担が少なく、一部の抗精神病薬で問題となる体重増加や耐糖能異常(血糖値の上昇)のリスクが非常に少ないとされています。
マイルドな鎮静作用
エビリファイよりもドパミンを刺激する作用がややマイルドになり、セロトニン系への作用が強化されています。
レキサルティ(一般名:ブレクスピプラゾール)は、
脳内の神経伝達物質(セロトニンやドパミン)のバランスを整える非定型抗精神病薬です。統合失調症、うつ病(既存治療で効果不十分な場合)、アルツハイマー型認知症に伴う諸症状の改善に効果がありますが、眠気やアカシジア(ソワソワ感)などの副作用に注意が必要です。
主な効果
レキサルティは神経の働きを調整する「SPARI(セロトニン・ドパミン活性調節薬)」に分類され、以下の疾患に用いられます。
- 統合失調症: 幻覚や妄想などの陽性症状、意欲低下や感情鈍麻などの陰性症状を改善します。
- うつ病・うつ状態: 抑うつ気分を和らげ、意欲や興味を回復させます(抗うつ薬に上乗せして使用されることが多いです)。
- アルツハイマー型認知症: 焦燥感や興奮、易刺激性(イライラ)などの症状を軽減します。
主な副作用
従来の抗精神病薬と比べてマイルドで副作用は比較的少ないとされていますが、以下の症状が現れることがあります。
- 眠気・集中力低下: 服用初期や増量時に眠気、めまい、ふらつきが出やすく、車の運転や危険を伴う機械の操作は避ける必要があります。
- アカシジア: 「じっと座っていられない」「足がムズムズする」「ソワソワして歩き回ってしまう」といった不快感を伴う症状です。
- 代謝系症状: 体重増加や、空腹時血糖値の上昇などが起こる場合があります。
- 消化器症状: 吐き気、食欲不振、便秘などがみられることがあります。
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エビリファイの抗うつ効果の特徴
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エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)は、
少量を既存の抗うつ薬に上乗せして(増強療法として)使用することで、脳内の神経伝達物質(ドパミンなど)のバランスを調整し、十分な効果が得られなかったうつ症状を改善する効果が認められています。
* 増強療法(オーグメンテーション):通常の抗うつ薬(SSRIやSNRIなど)を一定期間使用しても「気分が晴れない」「意欲がわかない」といった場合に、補助薬として少量(通常3〜6mg)を追加すると、高い改善効果が期待できます。
* メカニズム:脳内のドパミンやセロトニンの受容体に働きかけ、過剰なときは抑え、不足しているときは活性を高めるという「調整作用」を持っています。これにより、気分の落ち込みだけでなく、意欲低下の改善にも寄与します。
* 効果の発現:服用後およそ3〜4時間で血中濃度がピークに達するため、比較的早い段階で意欲や気分の変化を感じる方もいますが、効果の判定は通常1〜2週間程度様子を見て行われます。
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服用時の注意点
* 副作用:飲み始めや増量時に、そわそわして落ち着かない「アカシジア(むずむず脚症候群のような症状)」や、不眠、いらいら感などが現れることがあります。
* 自己判断の禁止:うつ病に対しては少量を適切に調整することが重要です。副作用などが気になった場合は、ご自身の判断で薬を止めず、必ず処方医に相談してください。
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アリピプラゾールは高用量と低用量で全く違う働きをする。少しだけ使うと目が覚めやすくなる。
アリピプラゾールは「ドパミン・パーシャル・アゴニスト」と呼ばれます。これは、アリピプラゾールが脳内のドパミン受容体(D2/D3)にくっついた場合に、約30%だけ活性をもたらすことによります。
高用量(24mgなど)を用いると、脳内の大部分の受容体を占拠することになり、ドパミン(D2/D3)の信号を70%遮断します。すると何が起きるかと言うと、ドパミンの「病的な出過ぎ」は幻覚や妄想、気分の著しい上下動を招くのですが、これを抑えます。つまり、高用量ではこの薬は、双極性障害や統合失調症に対して治療効果を発揮する薬となります。
一方、その1/10くらいの低用量(約3mg)は、全く違う使われ方をします。脳の中でのドパミン受容体を占拠できるほどの量では全くありません。きわめて「薄く」作用します。
すると今度は、「あまり動いていない」ドパミン受容体を30%程度動かしてくれます。ドパミンの「病的な出なさすぎ」は、喜びや意欲の低下(アンヘドニアやアパシーと呼ばれます)を招くのですが、これはうつ病で生じている現象であり、
これを多少補うことで、「やる気が出る」「元気になる」といった抗うつ効果をもたらすため、低用量(3mg前後)だとこの薬はうつ病に対して効果を発揮します。
ドパミン受容体が刺激されると、人間は元気になると同時に、神経が「覚醒」する方向に傾きます。眠りが浅くなったり、夜中に起きやすくなったりします。人によってはそわそわして「なんとなく動いていないと不快」になったりする場合もあります。
さらに少量、うつの1/3~1/10、双極性障害等に使う場合の約1/25~1/100という超少量(0.25~1mg)でも、「覚醒しやすくなる」作用は残存し、朝起きやすくなります。
実際の診療現場では、
眠りが浅くなりすぎて
問題が生じてはいないかどうか、その他の副作用(そわそわする、なんとなく食欲が減る)などがないかどうかを確認しながら、用量や服用タイミングを調整する(夜を朝にしたりする)ことも多いです。
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レキサルテイの
<うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)>
通常、成人にはブレクスピプラゾールとして1日1回1mgを経口投与する。
この事から
私は、エビリファイ1日3mgが、レキサルテイ1mg
くらいかなあと思うのです。