(戦争拡大の抑止の必要性について)
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アメリカ、イスラエル
対イランの戦争が、
イランの供給国である、中国とロシアを巻き込んで、上海協力機構(SCO)にまで拡大すると、日米欧ウクライナとSCOの構図になり、
戦争拡大を招くため、
日本の自衛隊派遣や欧州の部隊派遣は避けたいところであって、
米中訪問は、いまとなっては必須なことだと思います。
少なくとも、現在は、
米、イスラエル(ウクライナ)対イラン(ロシア)
という構図になっていると思います。
ウクライナの支援が間接的に対イラン戦争に流れることは好ましくありません。
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(ロシアとイランのドローンの供与と使用)
ロシアは、2022年後半以降、主にイラン製とされる自爆型ドローン
「シャヘド136」などを
イランから供与され、
ウクライナ全土への攻撃に使用しています。
2026年3月には、
ロシアが改良したドローンの技術や衛星画像データなどをイランに「逆輸出」している可能性が報じられるなど、両国の軍事協力関係は深化しています。また、イランが
ロシアから携帯式ミサイルを調達する秘密取引を行ったとの報道もあります。
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(ウクライナの関与)
2026年3月の報道によると、ウクライナの
ゼレンスキー大統領は、アメリカ合衆国および
パートナー諸国から、
イラン製の自爆型ドローン(無人機)「シャヘド」への対策支援を要請されたことを明らかにしました。これは、ロシアの
ウクライナ侵攻で得られたドローン迎撃の専門知識や実戦経験を、中東地域での防衛に活用する目的があります。
(米・パートナー国からの要請)
ウクライナ側は、イランのドローン脅威に晒されている国々に対し、防衛支援(ノウハウ共有)を求めている米軍などからの要請に応じる形です。
実戦的ノウハウの共有:
ロシア軍が使用する
イラン製ドローンに対するウクライナ軍の「迎撃ドローン」など、低コストで効果的な防空技術や操作ノウハウが提供される見込みです。
(ウクライナの狙い)
中東諸国への技術供与の交換条件として、
同地域諸国からロシアに対する停戦の働きかけや、ウクライナへの防空ミサイル(パトリオットなど)支援の引き出しを狙っていると報じられています。
(ウクライナからの
専門家チームの派遣)
ウクライナは専門家グループを中東に派遣し、
対イラン防衛への貢献を通じて対ウクライナ支援の継続と強化を図っています。
この動きは、ウクライナが「ドローン技術の輸出国」として、中東の安全保障に直接関与する形へと変化していることを示しています。
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(中国の影)
AP通信は、イランは
3月初旬以降、1600万バレルを超える原油を
輸出していて、中国が
最大の買い手になっていると報じています。
中国企業は、イランが
軍事用ドローン(無人機)を製造するために、必要な部品や技術を供給しているとして、米国から制裁対象にされています。
特に「シャヘド136」のような攻撃型ドローンに関連する部品供給が問題視され、中国はイランの軍事能力を技術的に支援している側面があります。
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イランとロシアは現在、欧米による経済制裁下で「包括的戦略パートナーシップ」を結ぶ準同盟関係にあります。
ウクライナ侵攻でのドローン供給をはじめとする軍事・技術協力に加え、対米牽制、経済・エネルギー分野での連携を強化し、相互の孤立回避と対西側への共同戦線を築いています。
(関係の現状と特徴
戦略的連帯)
共通の敵である米国の影響力を排除し、対抗する目的で結びついています。ウクライナ戦争後、ロシアはイランを「忠実な友人」「信頼できるパートナー」と呼び、関係は強化されています。
(軍事・技術協力)
イランはロシアに無人機(シャヘド)や関連技術を供与しており、ロシアはこれに対する見返りや技術支援を行っています。
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国際機関での連携:
イランは2023年に中露が主導する上海協力機構(SCO)の正会員国となり、さらにBRICSへの加盟も果たしました。
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(上海協力機構(SCO)とは)
上海協力機構(SCO)は、中国・ロシア主導で中央アジア諸国を含むユーラシアの安全保障・経済連携組織であり、日本は加盟していません。
対米・対欧米的な色合いが強く、インドやイラン等も参加し、世界人口の約半分を擁する組織へ拡大しています。
(上海協力機構(SCO)の
組織の性格)
2001年に発足。テロ対策、麻薬密輸防止、経済・安全保障分野の地域協力を目指す(軍事同盟ではない)。
(加盟国)
中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、インド、パキスタン、イラン、ベラルーシ(2024年時点)。
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(核拡散の懸念 (2000年代以降)イランの核開発の歴史)
欧州のウラン濃縮施設で技術を学んだアブドル・カディール・カーン博士がパキスタンに帰国。
欧米の企業から遠心分離器の設計図や技術を秘密裏に入手し、パキスタンのウラン濃縮技術を飛躍的に発展させました。
カーン博士のネットワークを通じてイラン、北朝鮮、リビアに濃縮技術が流出したことが発覚。これにより、国際社会からの批判と監視の目が強まりました。
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(イランの核武装による
中東の不安定化について)
確かにイランが核武装すると中東各国が核武装することとなり、イスラエルは、より攻撃的になるために中東の不安定化を招くために避けなければならないと思います。
(イランの体制変換について)
イランの体制変換は、
イラン革命防衛隊の強さから見て困難だと思います。
イラン革命防衛隊は、
軍産複合体化していて、
イランのGDPの3〜4割を掌握しており、
国民生活の一部となっています。
加えて、約数百万人の
国民監視体制を持つ、
極めて士気の高い自立性を持つ部隊です。
国民は、イスラム教を、信じていて聖戦化されると団結します。
(宗教的な正当化)
敵対関係を「悪」とし、自らの行為を「神の代行」として正義を与える。
(イスラームのジハード)本来は「神の道における努力(奮闘)」を意味し、内面的な自己修養から、迫害に対する武力防衛まで含む。一般的に誤解されがちだが、むやみな暴力や自殺は禁じられている。
(歴史的・政治的利用)
敵を「絶対的な悪」として位置づけ、排外的な
愛国心と結びつくことで、国家の戦争協力に
利用されることがあります。
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