バイエルン・ミュンヘン強奪列伝(現メンバー編) | GG Forza SINRA

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ドイツ・ブンデスリーガ盟主のバイエルン・ミュンヘン。

19-20シーズンは序盤に苦戦しニコ・コヴァチを解任するも暫定で就任したハンス=ディーター・フリックによって巻き返し前人未到の8連覇を達成。その戦いはユップ・ハインケスの指揮を彷彿とするものとも言われる。

そんなバイエルン・ミュンヘンだがブンデスリーガの他チームの主力選手で強奪をすることで有名。

他チームの監督や会長などフロント陣に苦言を呈されることもしばしば。

だがそんなの関係ねぇ!ドイツの盟主が自分の実力を認めてチームに勧誘してくれているのだ!よっぽど今のチームに愛着でもなきゃそりゃ移籍するわ!

というわけで今回はバイエルン・ミュンヘンに現在所属している選手はどこから強奪された選手なのかを紹介しよう!

 

マヌエル・ノイアー

前所属:シャルケ

ゲルゼンキルヒェン出身のノイアー。地元のクラブであるシャルケ04のユース出身である。2006年にブンデスリーガデビューすると当時の正GKフランク・ロストから正GKの座を奪取。ロストを冬にハンブルガーSVに追放することになる。07-08シーズンにはUEFA最優秀GK賞にノミネート。10-11シーズンは主将を務めた。2011年夏にバイエルン・ミュンヘンへ移籍。アレックス・ファーガソンが称賛しマンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っていたが。ドイツ人のサガかバイエルンに移籍した。

 

ニクラス・ズーレ

前所属:ホッフェンハイム

2010年よりホッフェンハイムのユースに所属し、2013年トップチームデビュー。13-14シーズンはリーグ戦25試合出場4ゴールを記録。14-15シーズンは前十字靭帯を断裂する年末まで14試合連続フル出場を果たす。15-16シーズン、16-17シーズンでリーグ戦合計66試合出場。16-17シーズンにホッフェンハイムの4位躍進に貢献したことでバイエルンに目を付けられる。そして2017年1月同僚のセバスティアン・ルディと共に来シーズンよりバイエルンに所属することが決定。

結局ルディはホッフェンハイムに戻ったけどズーレはまだいる。

 

ベンジャマン・パヴァール

前所属:シュトゥットガルト

2016年夏に母国クラブのリールからシュトゥットガルトに移籍。16-17シーズンは24試合に出場しシュトゥットガルトの1部復帰へ貢献。17-18シーズンも主力として活躍。元バイエルンのホルガー・バトシュトゥバーを相棒にリーガ全試合にフル出場。クラブを7位躍進に導く。ロシアワールドカップではラウンド16・アルゼンチン戦で最優秀ゴールに選出されるスーパーボレーを決める。ここいらで俺はシュトゥットガルトに所属していたことから遅かれ早かれバイエルンに引き抜かれるなと思っていたら2019年1月本当に移籍を発表した。2019年夏より所属。

 

ロベルト・レヴァンドフスキ

前所属:ドルトムント

2010年夏に母国ポーランドのレフ・ボズナンからドルトムントに移籍。本当はブラックバーン・ローヴァーズに移籍していたかもしれないという。10-11シーズンは当時の絶対的エースであるルーカス・バリオスの存在から途中出場が主だったが8ゴールを記録。11-12シーズンはハットトリックも達成している。また、バリオスのケガが増えたことで出場機会も増え、22ゴールを記録した。DFBポカール決勝で2年後移籍するバイエルンにハットトリックを達成大会得点王にもなる。

おそらくここらへんでバイエルンに目を付けられる。そして2014年1月、とうとうバイエルンへのフリー移籍が決定。2014年夏より加入。ドルトムントサポーターからするとシャルケに移籍するよりはマシだというらしい。

 

ミケール・キュイザンス

前所属:ボルシアMG

2017年よりボルシアMGに加入。2019年のU-20ワールドカップで活躍し、スペイン誌MARCAで今大会で輝きを放った20選手に選出。この功績からか2019年夏バイエルンへ移籍。若手であることから将来性を見込んでの獲得と思われる。

 

フィーテ・アルプ

前所属:ハンブルガーSV

10歳からハンブルガーSVのユースに所属、2017年にトップチームデビュー。所属した2シーズンで3ゴールを記録。ハンブルガーSVは17-18シーズンで初の2部落ち、2部にいる選手ではないとバイエルンが思ったのか2019年冬に獲得。同年夏より所属。リザーブチームを主戦場とする。

 

レオン・ゴレツカ

前所属:シャルケ

2013年よりシャルケに所属。2013年時点でバイエルンに興味は持たれていた。13-14シーズンは32試合出場5ゴールを記録。2014年にはA代表に選出されるなど好調を維持。14-15シーズンは怪我の為11試合の出場。15-16シーズンは34試合、16-17シーズンは41試合に出場しシャルケの主力として活躍する。

しかし2018年1月、シャルケは約5年越しでバイエルンに強奪される。

シーズン途中、移籍金が発生しないことからシャルケサポーターは激怒しその後の試合で移籍非難の横断幕を掲げられほど。シャルケ理事長のクレメンス・トネスが「2度とシャルケのユニフォームを着るな」と言うぐらい何故かゴレツカの移籍には物議が醸し出された。

 

セルジュ・ニャブリ

前所属:ブレーメン(ホッフェンハイム)

2016年アーセナルからブレーメンに移籍。1シーズンで27試合出場11得点を記録。1シーズンでバイエルンに奪取される。しかし移籍した17-18シーズンはホッフェンハイムにレンタル移籍。22試合出場10ゴールを記録。18-19シーズンよりバイエルンに復帰した。現在レヴァンドフスキと共に大活躍。アーセナルは何を思う。

 

トーマス・ミュラー

前所属:TSVペールユース

TSVペールのユースに所属していた。2000年にバイエルンのユースに移籍。ユースの間にバイエルンに引き抜かれているので一応強奪された選手にしておく。今やバイエルンのバンディエラ。

 

スヴェン・ウルライヒ

前所属:シュトゥットガルト

シュトゥットガルトのユース出身。2008年にトップチームデビュー。2010年にレジェンドGKイェンス・レーマンが引退したことで背番号1を継承し、レギュラーとしてプレー。2015年にホセ・マヌエル・レイナが移籍したことで第2GKを欲したバイエルンに強奪される。

 

ヨシュア・キミッヒ

前所属:ライプツィヒ

2013年夏ライプツィヒに加入。ライプツィヒと言えば現在ブンデスの強豪として名を鳴らしているが当時は3部のチームであった。移籍した13-14シーズンの3部、昇格した14-15シーズンの2部と着々と経験を積み2015年冬、当時のバイエルンのディレクターであるマティアス・ザマーと監督ジョゼップ・グアルディオラが獲得を希望したことによりバイエルンに連れていかれる。

 

ラース・ルーカス・マイ

前所属:ディナモ・ドレスデンユース

2014年までディナモ・ドレスデンのユースに所属し2014年にバイエルンのユースに引き抜かれた。リザーブチームを主戦場とする。

 

アレクサンダー・ニューベル

前所属:シャルケ

バイエルンが強奪した最新選手。ゴレツカと同様、フリーでの引き抜きである。そしてノイアーと同様、GKの引き抜きである。シャルケには2015年より加入しており、19-20シーズンは正GKとしてシャルケのゴールを守っていた。この移籍にはシャルケの元SDも苦言を呈した。この移籍の制裁なのかニューベルは正GKの座をシューベルトに奪われるもシャルケは低迷。コロナ明けの試合でも低迷。ニューベルに正GKの座を戻すもシャルケは無敗の逆の無勝でシーズンを終える。

 

そんなこんなで国内チームから選手を分捕るバイエルン・ミュンヘン。全体的に冬の移籍市場で来シーズンからの加入を決めることが多い。フリーを狙っていることもあるが、そこらへんはローマに行こうとしていたマウコムを無理やり引き抜いたり、移籍金ちょろまかして?グリーズマンをアトレティコからとったり、規定だからって降格候補のレガネスからブライトバイテを分捕るバルセロナよりはお行儀は良い方なのかもしれない。