寝ぼけまなこの娘たちをたたき起こして
朝3時半にホテルからの送迎バスに乗ってドバイ国際空港へ。
送迎バスには、昨日の怒涛のドバイ観光ツアーでも一緒だった黒人のご婦人と娘さんらしき人が同乗していました。
そういえば、この二人、羽田空港のチェックインの時からいた気がする。
声をかけてみたらやっぱりガーナ人。
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日本に住む娘さんを訪ねて、御年80歳のクララおばあちゃんは1カ月の日本観光に来たそうです。
日本の印象を聞いたら「寒かった!」と第一声が。
確かに、2月から3月にかけての日本はガーナの国からしたらめっちゃ寒いよね。
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私の両親も、義母も、義弟、そしてなんと当時85歳の夫のおばあちゃんも私たちを訪ねてはるばるガーナまで来てくれたことを思い出しました。
親の気持ちって世界共通なのね。
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なんと50代の娘さんはお母さんの見送りのためだけに、日本からドバイまで一緒に来たんだそう。ここからはとんぼ帰りで日本に戻るというのでびっくり!
アクラまではクララさんと私たちの旅になりそうです。
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日本人ということで親近感を覚えてもらったようで、搭乗下ゲートで待っている間、クララおばあちゃんとSNSの交換したり、お互いの国についておしゃべりしたり。
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娘たちは知っている英語の全てを自己紹介で使い果たしたもよう。
いよいよガーナに出発ということで不安もMAXに。
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今回、グローバルWIFIをレンタルしたので空港でも日本のお友達とLINEして不安な気持ちを励ましてもらっていました。
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何よりも不安な気持ちを和らげてくれたのは普段日本で飽きるほど読んでいた「漫画」。(笑)
日本出発前、大量の漫画本を荷物に入れようとする娘たちに「そんなのいる?」と聞いたら「絶対に必要!」と即答されました。
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荷物になるからと5冊だけOKした漫画本がこの旅でこんなに彼女たちの心の支えになるとは思いませんでした。
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飛行機に乗り込みいよいよガーナヘ出発です!

ズオ村までまだまだ遠いです。

 



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前回までの旅日記はこちらから

 

日本からドバイまでエミレーツ航空で約12時間のフライト。

飛行機が飛び立つ時、不安そうな長女の手を握り「この旅をお守りください」と私も見えない力にお祈りしました。

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深夜の機内食は、さすがにほとんど食べられず、熟睡できたかどうかは微妙ですが、12時間後、ようやく現地時間の朝6時にドバイに到着。

 

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ドバイの空港は世界一大きな国際空港と言われています。

目的地までの長いこと長いこと、いったいどこまで歩くんだ。

 

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ひたすら疲れ切った身体で歩き続けること、20分近く?

ようやくエミレーツ航空のカウンターにたどり着きました。

今回初めて利用したのが、「ドバイコネクト」。

次のフライトまでの乗り継ぎ時間が長いと、その間の宿泊と食事を航空会社が全て無料で支払ってくれるというなんともありがたいサービスなんです。

(※ただし片道のみで事前に個人でウエブサイトから予約する必要有。)

おかげで着いた直後から翌朝のガーナ行きのフライトまで、食事にも困らず、ゆっくりと身体を休めることができました。

今まで夜行バスも乗ったことがなく「飛行機って夜、知らない人が周りにいるんでしょ。寝れるわけがないじゃん。」と不安がっていた長女。

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そんな彼女が「人って疲れすぎると、案外どこでも寝れるんだね」といったので思わず笑ってしまいました。

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ランチの後、ロビーで案内された2時間ぽっきりのドバイ観光ツアー。

お値段もお手頃だったので「行ってみる?」と参加することに。

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そういえば、私も夫もドバイは今までトランジットで何度か立ち寄っていたけれど、観光は一度もしたことがなかったな。

ホテルの近くを散策してレストランに入った位。

いわゆる「これぞドバイ」っていう場所にどうやって行くんだ?といつも思っていました。

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同じように案内にのせられた(笑)トランジット中のホテルの宿泊客達と共に、小さなバンに乗って私達も初のドバイ観光に。

・7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」

・世界一大きな人口アイランド「パーム ジュメイラ」

・美しい「ジュメイラモスク」

・世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」

「これぞドバイ!」の観光名所5か所ほどを現地ガイドさんの説明と共に弾丸ツアー。

各所、平均滞在時間は5~10分。

もはや「写真映え」するところで家族写真を撮るのが目的の旅でした。(笑)

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これはこれで楽しかったです。

「世の中には桁違いのお金持ちっているのね」とか、

「この高くて奇抜なビルも、これを建てようと思った人の意志があるんだよね。」

「砂漠に、この近代都市を建てちゃう人間の意志の力ってすごいな。それと技術もすごいわ。」

「でもこの建物100年後にはどうなっているんだろう、自然には帰らないだろうな」など、いろいろと感じることもありました。

 

 

 

.車の中から世界最大の額縁展望台「ドバイフレーム」

 

.未来博物館?らしい

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出発前、娘たちにとっては、ガーナといっても、旅行ガイドブックがあるわけでもなく、どんなところなのか想像もつきません。
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一方、ドバイは事前にガイドブックを購入していたので、イメージがつきやすく、「ここ行ってみたい!ぜったいにこのビルの上まで登る!」となぜかガーナよりドバイを楽しみにしていた次女。

 

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車の窓からドバイの近代的な建物をカメラでパシャパシャ取りながら、「なんか全部世界遺産に見えてきた!」との発言が飛び出しました。(笑)

あなた世界遺産の意味わかってる?

でも、それが10歳の彼女が感じた正直な感想。そう思えたのは素敵!

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隣で姉は、車酔いでしんどそうでしたが・・・・。

 

 

最後はドバイモールに寄って自由解散。

次女の「このビルの上まで登る!」との意志は、当日チケット料金の高さと、人混みに疲れて、怖がっている長女の姿をみて断念することに。

148階からの景色、ちょっと体験してみたかったけど・・・。

 

 

ドバイでもやっぱり都会の苦手な長女でした。

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ホテルに戻って夕食を食べにビュッフェに行ってみると、ランチの時とは違う賑やかな人。

そうだ、今はイスラム教徒のラマダン真最中。

日の出から日没まで水を含む一切の食べ物を口にしないという宗教的な規則。

その分、日没後の食事は賑やかです。

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ホテルにも、お祈りの部屋があったり、機内でもお祈りの時間が画面に流れていて、狭い機内の通路でお祈りする人もいました。

みんながお互いの信じるものをそれぞれ大事にできる世の中でありたいなと思いました。

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さて、バスタブがあって、お湯に浸かれるホテルはここまでだよ。

そのありがたみをまだ全く分かっていない娘たちと共に、明日はいよいよガーナに向かいます。

 

子ども達の春休みを利用して行った今回のガーナ出張は、

小4と中1の娘たちも一緒に行くことになりました。

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今は亡きズオ村の長老、フィシャタおばあちゃんに、「いつ子供達を連れてくるんだ?」と尋ねられていたのが心の奥底に残り、いつか子供達をズオ村に連れていきたいなと思っていたんです。

 

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そんな今回の旅を、我が家の旅日記として記録に残しておきたいと思います。

興味のある方は良かったらお付き合いくださいね。

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娘たちは、地元犬山が大好きで都会が大の苦手。

名古屋に行くことさえも

「ビルが倒れてきたらどうする?

人に酔って気持ち悪い」と大変です。

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更に2人とも英語は大の苦手。

海外なんて、しかもアフリカ、ガーナなんて

「無理、拒否!」

というのが昨年までの二人でした。

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それが昨秋、長女が社会の授業で

ガーナのことを学んだことと、

母の星読み「来年は旅するのが良さそうだよ」

という一言で「行ってみようかな」となりました。

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ガーナに行くにはパスポートの取得から

ビザの取得、そして入国に必須の

黄熱病の注射を最低限打っていく必要があります。

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黄熱病ワクチン、名古屋では中部国際空港で予約制。

この注射、今までは10年間有効だったのに、

いつの間にか生涯有効になっていました。

私が今まで3回も打ったのはなんだったのだ?

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次女はスムーズに、注射嫌いの長女も、副作用の影響を受けつつも無事に接種完了。
繊細な長女は、空港の人混みにどっと疲れ「早く帰ろう!」。

次女は「せっかく来たんだからお店見て行こう!」と大張り切り。

今思えば、この時から2人の娘たちの旅への性格が表れつつありました。
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一度本人たちが行くと決めたとはいえ、近づくにつれ、不安が増してきたようで、「飛行機が落ちないかが一番心配」と毎日不安で夜も眠れない長女。

次女は、「体内時計」という名のごとくいつも時間を気にします。

学校の遠足の準備も一週間前からするタイプ。

ガーナ行きの準備も一人で1ヶ月ほど前から始めていました。

ちなみに、彼女の月星座は時間を支配する山羊座です。

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そんな次女が今回は家のホワイトボードに、出発までの日数を、可愛いイラストと共に毎日描いてくれたおかげで、家族みんなの時間意識も上がり、なんとか終業式の日に出発することができました。

 

 

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都会が苦手な娘たちにとっては新幹線で

羽田空港に行くまでが第一関門。

東京に着くと、人混みに一気に不安モードになる長女。

 

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夜10時になると自動的に眠りのスイッチが入る次女。

深夜0時過ぎの便でしたが、ぐったりとした二人と共に、なんとか無事にチェックインを終え、飛行機に乗ることができました。

 

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ドバイへと続く・・・・・