こんにちは。
本日は、最近色んな人からディスられることもある重量級外壁について、
メリットを考えてみたいと思います。
題して
都心部なら見直したい!
重量級外壁のメリットの防音性!!
(ついでに熱橋と呼ばれる木材が多いこともw)
です!
一般的によく使われる外壁の重量は
ガルバリウム(ガルスパン): 5kg/m2
16mm窯業系サイディング: 17.3kg/m2
タイル: 23~30kg/m2 (中央値の27kg/m2を採用)
乾式レンガ: 55~60kg/m2
位と想定しておくと良いでしょう。(レンガは私の計算値)
(塗壁は下地を何にするがでガルバクラス~タイルクラスまで変わるので除外)
で、いわゆる高性能住宅系の工務店では、タイル以上を重量級外壁として敬遠される傾向にあります。
理由はシンプルで、耐震性の確保に手間がかかるようになるから、ですね!!
一方、大手ハウスメーカーでは、メンテナンス頻度を減らせるという点から、タイルは人気を集めています。
では、それ以外にタイル等の重量級外壁にメリットはないのでしょうか?
そこを
・オーディオビジュアルマニア
・最重量のレンガ外壁新築
・交通量の多い道路沿い
に新築した私が少し解説してみたいと思いまーす!!
【重量の出展元】
↑タイルは下地とタイルそのものの重さを足しています。
断言しましょう!
都心部における重量級外壁の最大メリットは防音性です!!
え?断熱材をセルロースファイバーにしたり、断熱材を分厚くして吸音すれば良い?
それもありだが、
・深夜の車(特に珍走団の改造車)の騒音対策(特に低音部)
・オーディオや楽器の低音
対策としては不十分です!
低音対策=重量こそ大正義!
です!(いやマジで吸音は雀の涙なんですよ。。。)
では具体的に検討してみましょう。
検討するモデルは、
壁構成1 断熱材グラスウール16K100mm、木造軸組み、外壁材ガルバリウム鋼板
壁構成2 断熱材グラスウール16K200mm、木造軸組み、外壁材ガルバリウム鋼板
の2モデルですね。
これを、セルロースファイバーに変えたときと外壁材をタイルに変えた時でそれぞれ計算してみます!!
(あとついでに我が家もw)
さて、一般的に吸音を伴わない性能は以下のような計算式で表現できます。
20 × log(周波数×質量 kg/㎡ ) - 42.5 = 物質の遮音性能 [ 透過損失(dB) ]
ここでキーとなるのは周波数です。
車の音とかオーディオで本気で問題になるのは低音です!
ということで、ここは一般的に低音を評価するのに使用する125Hzで評価することにします!!
(木部と断熱材の部分でこんなにキレイに平均にするのはおかしいだろとかあると思いますが、
単純化します)
では、、、じゃん!!
まとめますと、壁構成1を基準とした場合、
断熱材をCFに変更→1.0dBの向上
断熱材厚さを200mmに変更→2.3dBの向上
外壁材をタイルに変更→5.2dBの向上
壁構成1を基準とした場合、
断熱材をCFに変更→1.5dBの向上
外壁材をタイルに変更→4.2dBの向上
となりました!
外壁材を重量物にするのが、一番騒音対策としては効果的なのがわかるのではないでしょうか?
(そして際立つレンガの良さ!!)
また、実は構法の違いも結構ありまして、2x4構法だと木部の比率が増えるので、140mmの壁圧で180mm壁圧相当の性能となってきまーす!
え?基準がわからない??
我が家のケースで話をすると、
壁"0"m地点でD55以上の相当を確保していることもあり、
映画館に近い体感音量でも壁からは気になるレベルの音漏れはしません!
・外壁を重くすると体感変わるレベルで騒音は減る!
・都心部の住宅地&幹線道路沿いや音楽を聞きたいなら外壁を可能な限り重くしよう!
・そしてレンガ最強
あ、もちろん音漏れのあるような隙間を消すとか、ここまでこだわる場合は幹線道路側の窓を2重化するとかも忘れてはだめですよー!
音はそのあたりの弱いところから入ってきますので!!
そしてレンガ党過激派から一言!
重量級外壁材採用で耐震性能低下が怖いなら
ブリキットシステムは良いぞー!
むしろ壁を地震に強くしてくれます!!(ダイマ
オススメ無線LANルーターはこちら!
一つ前の型番はCPUが遅いのであまり推奨しません
これと合わせる中継機ならこのあたりかな?
Easy Mesh 対応機種とは有線接続できるのも便利でーす!