2/26 22:15 各種計算結果を追加し、さらに結論を追記。時間ない方は結論だけでもどうぞー!
タイトルは0.07としていますが、方式によっては本気で駄々洩れですごいことになりました。。。
こんばんは!
PCの液晶モニターがぶっ壊れてしまったので本日は小ネタだけふっておきます。
ということでお題は、
2021年4月から基礎断熱の住宅のUA値が約0.07悪くなってしまうという話
ということでした!
今までは基礎断熱では、基礎立ち上がり部分は400mm迄カウントせず、特殊な線熱貫流率計算でやっていたのですが、これが実情にあわないということで、普通の壁に近い扱いになりました。
また底板部分の熱損失のカウントも色々ありますので変更されるようです(今まではあまり真面目にカウントしていなかったはず)。
では計算してみましょう。
を使って、まじめに計算してみます!
1. ベースの計算(基礎立ち上がりだけ内断熱)
計算の前提として、まずは基礎の立ち上がりを450mm、基礎内側に熱伝導率0.028の押し出しポリスチレンフォームを50mm張りましょう。
私のケース(6.37x10.465m、外壁面積328.28m2)の場合、このケースにおける
熱損失は18.66W/K、UA値への影響は0.06(今まで)
でした。
それが、
と線熱貫流率が1.55となり、
トータルでの熱損失が64.97(W/K)、UA値への影響が0.20
となりました。。。
熱が駄々洩れじゃねーか!!!
2. 内側底板まで全部断熱する場合
線熱貫流率が0.67
となり、
トータルでの熱損失が33.92(W/K)、UA値への影響が0.10
3. 外側だけ断熱する場合
線熱貫流率が1.12となり、
トータルでの熱損失が50.50(W/K)、UA値への影響が0.15
4. 外側で底板まで断熱する場合
線熱貫流率が0.64となり、
トータルでの熱損失が34.33(W/K)、UA値への影響が0.10
5. コンクリの蓄熱を生かす様に断熱する場合
線熱貫流率が0.66となり、
トータルでの熱損失が38.96(W/K)、UA値への影響が0.12
6. 内外フルで断熱する場合
線熱貫流率が0.43となり、
トータルでの熱損失が29.36(W/K)、UA値への影響が0.12
となりました!!
備考:ちなみにフェノールフォーム(0.020)90mmの場合の床下断熱の損失は、
熱損失が10.22(W/K)、UA値への影響が0.032
とマジ微小です!
基礎断熱をして床下エアコンをするときに、理想とされるのは5の蓄熱を生かす場合とされていますが、
それでも床下断熱の3倍以上熱を逃し、かつ床下が床上より温かいことでさらに熱が逃げやすくなります。
ですので、
快適さと引き換えに経済的ではないのが床下エアコンと基礎断熱の組合せ
ということが明確にわかりましたまる!!(正直1.2倍~1.5倍位はしてもよいかも)
これについては、今PCが写せないので自分では計算できないため、松尾設計室の松尾さんのコメントでは0.07とのことです!
気になる方はFacebookを読んでみてください!