1/28 09:00 シャッターの影響はちょっと大きすぎる感じなので後で見直しいれるかもです。


こんばんは!

 

前回はサーモスII-Hを基に、アルミ樹脂複合サッシの露点温度や結露範囲を検討してみました!

 

 

そこで今回は、樹脂サッシ(APW330(アルミスペーサーと樹脂スペーサー両方)とAPW430(日射取得型と日射遮蔽型))の場合はどうなのかを基に、暮らし方を考えてみたいと思います。

このど素人が!間違っているんだよ!とかいうツッコミは正しい理解のためにも大歓迎なので、もし思う所ある方いらっしゃいましたらお願いします!

私が喜びます(笑)


 

検討にあたっての前提

 

暮らし方の温度として、室温は

23℃ー50%(露点温度 12℃)

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)

の3パターンについて、

カーテンあり、カーテンなし、カーテンなし+シャッターあり

で検討していきます!

 

今回の熱橋部分は、

APW330は、ガラス-スペーサ-Low-Eガラス

APW430は、ガラス-スペーサ-ガラス-スペーサ-ガラス

の部分とします

 

また、APW430はガラスのスペーサ近くが一部樹脂枠で覆われているため、そこもちゃんと補正することとします。(3mmの立ちあがりがあるとする)

 

最後に、結露範囲が枠端から30mm(指3本分)超えたら、結露対策要としてNGとします!

なお、カーテンは普通に考えて締め切ることは困難なので、実際はカーテン有りと無しの中間位で落ち着くと思いますので、評価はそういう形にします。

 

また、先人の知恵(以下動画)に従って、Low-Eの効果はあえて考慮していませんので、実際はもう少し控えめになるかもしれないですね

 

 

 

では、検討のお時間だ!!

 

APW330アルミスペーサの結露温度と生活範囲

 

1.カーテン有りの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は10℃!30mm結露の外気温は9℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は7℃!30mm結露の外気温は6.5℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は5.5℃!30mm結露の外気温は4.5℃

となりました。

温暖地域でも結露は気になることありそうですね。

 

2.カーテン無しの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は6.5℃!30mm結露の外気温は2.5℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は4℃!30mm結露の外気温は0.5℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は2℃!30mm結露の外気温は-1.5℃

となりました。

寒冷地だと少し厳しい感じになりましたね。

 

3. シャッター有+カーテン無しの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は-20℃!30mm結露の外気温は-24℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は-22℃!30mm結露の外気温は-25℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は-24℃!30mm結露の外気温は-27℃

となりますので、概ねどの寒冷地でも使えるでしょう。

 

 

APW330樹脂スペーサの結露温度と生活範囲

 

1.カーテン有りの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は7℃!30mm結露の外気温は5.5℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は4.5℃!30mm結露の外気温は3.5℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は3℃!30mm結露の外気温は1.5℃

となりました。

温暖地域では、締めきらなければ結露は気にならない感じかなと思います。

 

2.カーテン無しの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は-2℃!30mm結露の外気温は-6℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は-4℃!30mm結露の外気温は-8℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は-6℃!30mm結露の外気温は-10℃

となりました。

寒冷地だと少し厳しい感じになりましたね。

 

3. シャッター有+カーテン無しの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は-29℃!30mm結露の外気温は-33℃

……本当に寒い地域でもほぼ使えますね。。。

 

 

APW430の結露温度と生活範囲

 

1.カーテン有りの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は4℃!30mm結露の外気温は2.5℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は1.5℃!30mm結露の外気温は0℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は-0.5℃!30mm結露の外気温は-1.5℃

となりました。

2も考えると、寒い地域でもある程度はカーテンを締めても大丈夫でしょう

 

2.カーテン無しの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は-12℃!30mm結露の外気温は-16℃

20℃ー50%(露点温度 9.3℃)で結露する外気温は-13℃!30mm結露の外気温は-18℃

18℃ー50%(露点温度 7.4℃)で結露する外気温は-15℃!30mm結露の外気温は-19℃

となりました。

大体の地域ではいけそうですね!

 

3. シャッター有+カーテン無しの時

23℃ー50%(露点温度 12℃)で結露する外気温は、、、-38℃

……本当に寒い地域では、シャッター下ろしてしまいましょう!!

 

注)防火タイプのAPW430(アルミスペーサ)は、ほぼほぼAPW330アルミスペーサと同じ様な結果になるので注意すること

 

 

結論

 

APW330アルミスペーサーは温暖地域でも多少結露する可能性あり。

温暖地域ではほぼ問題ないが、カーテンを締めると結露頻度が増えると推定するため、気になる方は暮らし方に注意が必要。

気になるならシャッターを締めましょう。

東北以北等の寒冷地では非推奨。

 

APW330樹脂スペーサーは温暖地域では結露しない。

カーテンを締めると多少結露することもあるが、気になるレベルにはなりづらいので、温暖地域ではあまり気にしなくて良い。

シャッターを締めれば結露しない。

 

APW430樹脂スペーサーは温暖地域では結露しない。

カーテンを締めてもまず結露しない。

東北等ではカーテンを締めると気になることもでるでしょうから、気になるならカーテンをレース程度にとどめるかシャッターを締めましょう。