日本のマスコミは中国に対して「まったく」と言って良いほど無力です。

 なぜなら「日中記者交換協定」というものが結ばれているために、日本の大手マスコミのほとんどが、実は中国共産党が不利になる報道を行うことができないからです。

 ですから中国国内でも、インターネットに規制が掛けられて言論の自由が無く、「Google(グーグル)」が撤退していったように、日本国内においても、中国に対する報道の自由はありません。

 そのために隣の国であるというのに、多くの日本人が、本当の中国の姿を何も知らないのです。

 中国の長い歴史、素晴らしい文化、雄大な大自然、広大な大地、著しい経済の発展、その中で努力する人々、そして北京オリンピックや上海万博など、こうした中国の良い面が日本で放送されることはあっても、人類の歴史上、稀に見るほどの中国の本当の恐ろしさが、きちんと日本で放送されることは、まずないのです。

 世界中の多くの人が勘違いしていることですが、チベットやウイグルという国は、中国とは民族も、言語も、文化も、宗教も、全てまったく異なる国であり、もともとは独立国家でした。

 しかしチベットや東トルキスタン(ウイグル)には、豊富な天然資源があり、そして戦争の弱い国であったために、ウイグルもチベットも、第二次世界大戦が終わって世界がホッとしている隙に、あるいは世界が混乱している隙に、中国に侵略され、強引に中国の一部にさせられてしまったのです。

 その後、幾たびの虐殺によって、少なくとも129万人ものチベット人が虐殺され、シルクロードにおける46回の核実験によって、128万人ものウイグル人が被爆してきたのです。

 ですから「日本は世界で唯一の被爆国」などと言われておりますが、実はそれは嘘です。

 中国によって侵略されてしまったウイグルも、日本と同様に被爆国なのです。

 日本のマスコミが独裁国家の北朝鮮については報道しても、それ以上に恐ろしい独裁国家の中国に対しては恐れをなして、何も真実の報道しないために、その結果、多くの日本人が、「北朝鮮は怖い国だけど、しかしきっと中国は日本と同じような平和な国なのだろう」と、そう安易に考えていることがよくあります。

 「北朝鮮は独裁国家で何をするか分からないけれども、私たち日本人が、もう二度と戦争をするつもりは無いし、平和を愛しているから、経済的に発展した中国も、きっと日本を侵略するつもりなどないだろう」と、そう安心し切っている人は世に多いことでしょう。

 しかし私たちの隣にある中国は、平和に見えるこの時代において、表向きには「日中国交正常化」の中で、「日本との子々孫々までの友好」を誓って、パンダを送ったりして優しい顔をしていますが、裏の顔は実は北朝鮮よりも暴走を続けるとても恐ろしい独裁国であり、堂々と80発以上の核弾道ミサイルを日本に向けて配備し、いつでも核兵器を打ち込んで、日本人を死滅させられる状態にしています。

 しかしそんな中国であっても、世界随一の経済力と軍事力を誇るアメリカだけは、やはり今は目の上のタンコブです。

 ですから中国からすると、日米同盟や沖縄にある米軍基地が、とにかく邪魔で仕方がありません。

 そのために中国は昔から日本とアメリカの同盟に、ずっと反対し続けているのです。

 しかし表向きには日中国交正常化を約束しておきながら、その裏では核ミサイルを80発も日本に向けておいて、そして日本とアメリカの同盟に反対する中国のその姿は、まるで「友達だよ」と親しげに近づいておきながら、相手に拳銃を突きつけておいて、「防弾チョッキを脱ぎなさい」と言っているようなものなのです。

 それに中国という国は、アヘン戦争によって100年にも渡って、領土を奪われていましたし、その間にチベットやウイグルを自分の領土にしましたし、台湾も自国の領土にしようと画策しています。

 それに中国は長い歴史の中で、実は何度も国境が変わってきました。

 そのために中国の政府役人たちは、実は「国境というものは固定したものなどではなく、時代によって移り変わるものである」と考えています。

 もちろん中国には平和的な選挙など存在しておらず、そしてその恐ろしい独裁性を日本国民になかなか気づかせない狡猾なところにこそ、この国の本当の恐ろしさがあると言えるでしょう。

 北朝鮮など、実は中国に比べたら恐ろしさは比べ物にならず、今の日本にとって最も恐ろしい国、それは中国です。

 その証拠が次の映像です。

映像「日本では報道されない中国の虐殺」

(無抵抗のチベット人巡礼者を無差別に撃ち殺す中国・人民解放軍)