チベットの人々は2008年に行われた北京オリンピックに合わせて、デモ行進を行いました。

 「世界の人々が中国に注目している時に訴えれば、世界の人々が耳を傾けてくれて、きっと私たちの願いは中国政府にも届くだろう」と、数百人の僧侶たちが「自由なチベット」を求めてデモ行進をしたのです。

 デモの目的は「Free Tibet」です。。

 しかし彼らチベット僧が求めたのは「独立」はなく、「自由」であり、つまり「チベットという土地を、言論の自由があって、自由に生きていける普通の土地にして欲しいして」、という当たり前のことでした。

 画像「行進するチベット僧侶」
$日本最大の国難

 この写真にもあるように、「自由」を求めたらチベットの僧侶たちの顔は皆、活き活きとしていたのです。

 しかし中国政府が、軍隊を派遣してこの平和的なデモを鎮圧し、僧侶たちは逮捕されてしまいました。

 これに怒った僧侶たちによって抗議行動が起こり、さらにその抗議行動を鎮圧するために、軍隊は催涙弾を放ったのです。

 するとチベットの一般市民まで加勢して騒ぎが広まり、ついに暴動へと発展してしまい、暴動を鎮圧する軍隊の攻撃はさらに過激になりました。

映像「チベットにおける中国軍の蛮行」


 こうした中国政府のチベット人への弾圧は、実は1988年にも行われておりました。
映像「1988年3月チベットで行われたこと」


 そしてこの時のチベット人虐殺の指揮を取っていたのが、現在の中国の国家主席・胡錦濤(コキントウ)氏です。

 ちなみに次の国家主席と言われている習金平(シュウキンペイ)氏は、ウイグル虐殺において、陣頭指揮を取っていたと言われている人物であり、中国共産党の中には、まるでヤクザのように殺人と言う名の虐殺を行うと出世できる体質があるのかもしれません。

 そしてこのブログの冒頭でも述べてように、韓国ソウル市内を聖火リレーが通る時に、こうしたチベットの悲惨な現状に対して、憤りを感じた一人の人間が、チベット国旗を掲げたら、中国人たちから集団リンチにあったわけです。

 日本国民は、一国も早く、こうした悲劇が自分たちの足元に迫っていることを知るべきです。

 なぜなら私たち日本人にとって、チベット人たちの苦しみは、「明日は我が身」になりかねないからです。