「なぜ民主党は中国寄りで、日本を壊そうとするのか?」と、そう疑問に思われるでしょうが、その理由は実に簡単です。

 それは民主党にいる政治家の中枢人物たちが、マルクス主義だからです。

 世界が、「自由主義が正しいのか、それともマルクスが考え出した、社会・共産主義が正しいのか」、その答えを求めて激しく争ったように、この日本国内においても、実は同じ対立がありました。

 それが自由民主党、対(VS)、社会党・共産党との戦いとも言えるでしょう。

 かつてフランス革命の際、議員たちはバラバラには座らず、同じ考えを持った者同志で集まって座りました。

 この時、伝統や文化を守り、その体制を維持していこうとする保守派が右に座り、その一方で、今ある体制を壊して、新しい国家体制を作ろうとした革新派が左に座りました。

 こうしたことから政治の考え方、思想に対して、「右」とか、「左」と言われるようになり、日本では自由主義を「右」とか、「保守」と呼び、そしてマルクス社会共産主義を「左」とか、「革新」と呼ぶようになりました。

 そして日本の左側の人々、つまりは社会党、共産党の人々は、「マルクス主義は正しい」と信じきり、北朝鮮や中国の真実の姿を知らずに、「北朝鮮は理想の国である」と信じて、日本をマルクス主義国家にしようと、これまで努力してきたのです。

 このブログの冒頭で、「拉致被害者家族会の方々に対して、『理想の国である北朝鮮が、拉致などするわけがない。拉致などデッチ上げだ』と、酷い誹謗中傷を行っていた人々が日本にはたくさんいた」と述べましたが、そうした人々こそ他でもない社会党と共産党の人々です。

 しかしやがて、社会党は支持率を下げて分裂し、「社民党」へと名前を変えました。

 しかしこの時に社民党に入らなかったマルクス主義の政治家たちが、幾人かいるのです。

 それが横路孝弘という政治家であり、彼を筆頭に、横路グループ、あるいは横路一派というものを作り、彼らは民主党の設立・発展に深く関わってきました。

 そしてその後、民主党にやって来た多くの政治家も、実はマルクス主義の左寄りの政治家でした。

 ですから民主党には、様々な政治家がいて、中には幾名か、自由主義を掲げている右の政治家もおりますし、右も左も分からない政治家もおりますが、しかし党の方針には、深く深くマルクス思想が入り込んでいるために、どうしても民主党の政策は左寄りとなって、中国や北朝鮮寄りのとなってしまうのです。

 つまり2009年に行われた衆議院選挙で、多くの日本国民が、「自民党がダメだったから、一度、民主党に任せてみよう」との思いで、どうやら民主党に投票して、民主党政権が誕生しましたが、実は自民党と民主党では、右と左で思想が正反対なのです。

 ですから右の自民党が大敗して、左の民主党が政権を取った、ということは、この日本でマルクス革命が合法的に少しだけ行われた、ということに他ならないのです。

 つまり民主党がマルクス主義に深く関与しているために、民主党はマルクス主義国家の中国が喜ぶ政策ばかり並べるわけです。