ではなぜ、これほどの危機が迫っているにも関わらず、私たち日本国民は平和ボケを続けているのでしょうか。

 それは私たち日本国民が、国家や政治に対して、あまりにも無関心だからです。

 つまり私たち日本人は、スポーツとか、芸能とか、ファッションとか、グルメとか、そうしたことに対しては、強い関心を持っていても、国家や政治に対しては、あまりにも、あまりにも関心が無いために、日本人は自分の国の国防問題についても、あるいは経済問題についても、もしくは教育問題についても、何も分からない状態が続いているわけです。

 しかし今、日本が中国によって侵略されているにも関わらず、日本国民が平和ボケしていて、迫り来る危機にまったく気づいていないのは、実は偶然ではありません。

 日本国民の多くがなぜ、国家に対して関心が無く、政治については右も左も分からず、そして平和ボケを続けているのか、その理由を深く突き詰めていく時、私たち日本人は、白人たち欧米列強の歴史を、少なく見積もっても500年は遡(さかのぼ)らなければなりません。

 なぜなら多くの日本人が、世界の本当の歴史を何も知らず、そしてアメリカがこの日本に対して、これまで行ってきたことも、何も知らないからです。

 簡単に言ってしまえば、日本国民は虚偽の歴史を教え込まれて、今もなおずっと騙され続けているのです。

 真実の世界史と虚偽の世界史を分ける人物、それはコロンブスです。

 コロンブス、世界史に詳しくなくとも、誰もがアメリカ新大陸を発見した人物として、その名を知っていることでしょう。

 「コロンブスは1492年にアメリカ新大陸を発見した。その後、ヨーロッパからアメリカ大陸に人々が移住して、国を興し、そして南北アメリカ大陸は栄えてきた」というのが、世界中の多くの人々が知っている世界史です。

 しかしそのアメリカ大陸の発展と繁栄の裏側には、実は身の毛もよだつ、恐ろしい歴史が隠されているのです。

 日本は今、中国の狡猾な侵略によって滅びよとしておりますが、しかしその前にすでに、日本国民はアメリカの狡猾な策略によって、騙され続けて生活してきたのです。

 そのために日本国民は、自分たちの身に危機が迫っているにも関わらず、いつまでも平和ボケを続けて、スポーツとか、ファッションとか、グルメとか、そうした国家や政治以外のことばかり、関心を向け続けているのです。

 ですから日本国民の平和ボケには、実はそれなりの原因があります。