帝国主義時代に起きた大東亜戦争とは、白人による侵略から日本を護り、そしてアジア・アフリカの同胞たちを、白人たちの植民地支配から救い出そうとした戦いであり、それは紛れもなく日本にとって正義の戦い、聖戦でした。

 そして現代の情報戦争の時代においても、中国の侵略から日本を護り、アジアやオセアニアをも護り抜く正義の聖戦は、すでに始まっています。

 第二のアメリカを目指す中国は、経済力と軍事力と莫大な人口を武器に、日本や台湾を初めとする東アジアのみならず、東南アジア、オセアニア、そしてアフリカをも視野に入れて、これから支配の力を強めていくことでしょう。

 13億もの人口を抱えて、人口問題、食糧問題、資源問題など、問題が山積みの彼らが欲するもの、それは土地であり、資源であり、技術であり、そして世界の権力と名声です。

 もしも日本が、この聖戦に破れさるようなことになれば、ドミノ倒しが勢い良く倒れていくように、世界の大半が中国の魔の手に落ちることも、十分に可能性としては考えられます。

 なぜなら東アジア、東南アジア、オセアニアにおいて、中国の経済力、軍事力、人口力を押さえ込んで、中国と対等に渡り合えるほど潜在能力を持った国など、この日本以外になかなか存在していないからです。

 しかも残された時間は、もうあまり長くはありません。

 なぜならすでに述べたように、アメリカは経済的に衰退してきており、日本を護り抜く力が衰え始めているからであり、その一方で、中国は経済的に発展してきており、軍事拡張路線をひたすらに走り、空母を建設中で、2020年には四隻の空母を完成させると言われているからです。

 アメリカの衰退と中国の発展、この時間を日本の寿命にして良いわけがありません。

 アメリカの衰退と中国の発展、この時間をアジアやアフリカに生きる人々の幸せの終わりと、不幸の始まりにして良いわけがありません。

 今後、かつて「大和の国」と呼ばれ、「奇跡の国」とさえも呼ばれた、この日本という国がどうなっていくか、それが世界の大半の人々の未来の鍵まで握っているわけです。

 かつての聖戦において、この日本が、アジアやアフリカの同胞を解放すべく貢献を果たしたように、今一度、この聖戦において、日本がアジアやアフリカの同胞たちの幸せのために、貢献できるかどうか、それがこの数年にかかっているのです。