冬眠から目覚めたコペンをフルオープンにして向かったのは
1940年(昭和15年)竣工の清水沢ダム。
北炭(北海道炭礦汽船)が下流にある自社の火力発電所の冷却用として建設したものだが、
1991年に北炭 真谷地(まやち)炭鉱閉山時に火力発電所が閉鎖されたことに伴い、北炭が所有する目的が無くなってしまった。現在は北海道企業局に譲渡され、清水沢水力発電所用として使用されている。
ダム堰堤は最近整備されたらしく、新旧のツートンになっていた。
ダム湖の水は濁り気味。しかし、空は青く高い。
水門の枠は竣工当時の物なのか、赤錆びている。
堰堤から放流の様子を見る。恐怖と興味とが交錯しながら覗く。
顔を上げると、小島がありそのさき北炭の旧火力発電所跡と水力発電所が見える。
役目を終え、最盛期の1/4程度の大きさまで解体されてしまった旧火力発電所の建屋。
1925年(大正15年)に建造されたものらしいので、これも歴史的価値のある近代化産業遺産だと言えるのでは。
「コペンクラブ福岡東」が夕張にいる。夢にも思っていなかったことが実現されている。