北海道の鉄路は、JR北海道が進める「集中と選択」により
ご利用の少ない線区、駅は減便・廃止の方向で調整が進んどります。
会社の言うことも地域の声も理解できるとですが
情報を耳にするだけでなく自分の足で現状を知ることが最も大切。
机上であーだこーだいう前に、三現主義(現場、現物、現実)ですね。
ということで、思い立ってふらっと一人旅。
今回乗車したのは【札沼線】です。
【札沼線とは?】
桑園駅(札幌市)~新十津川(樺戸郡新十津川町)を結ぶ
76.5km、全29駅の地方交通線。
元々は、札幌と石狩沼田(留萌本線)を結ぶ路線として
開業したため゛札沼線゛という名前だったが、
新十津川~石狩沼田間が1972年(昭和47年)6月19日に
廃止されたことにより、路線名と実際の運行路線が
アンマッチとなってしまっている。
運行形態としては、桑園~北海道医療大学間が2012年に
電化されたことにより、札幌~石狩当別(北海道医療大学)が電車
石狩当別~新十津川が気動車となっており、全線を直通運転する
列車は設定されていない。(2015年11月現在)
また、新十津川を発着する列車は1日に3往復のみという
全国的に見ても驚くほどの超閑散路線。
先日JR北海道が発表した営業係数(100円稼ぐのに必要な経費)は
北海道医療大学~新十津川 1,909円
という驚きの数字でした。
100円稼ぐのに1,909円も必要な世界…一般の企業や個人経営の方々の
常識を超える数値なのかもしれません。
その現状はどういったものなのだろうか・・・