【ドリーム・キャッチャー】 | masuo.のブログ

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【Dream catcher】





《オジブワ族の伝統工芸》

アメリカ合衆国内で三番目の規模を誇る先住民部族、オジブワ族によって生み出された伝統的な装飾品。
1960年代から地の部族へも広まり、今では北米インディアンの文化を象徴する、もっともポピュラーな工芸品の一つとなった。
伝統的な製法のものは柳の枝と鹿革、鹿の腱、イーグル・フェザーによって作られているが、現在では規制によって鹿の腱が入手しにくくなったため、木綿やナイロンの糸で代用されており、本来は柳の枝で組まれる輪も、土産用なの廉価なものでは金属リングを芯にしていることが多い。
中国などで粗製濫造されるまがい物のドリーム・キャッチャーに至っては、イーグル以外の適当な羽を用い、見た目だけをそれらしくものがほとんどである。


《蜘蛛の巣が悪夢を捕らえる》

柳の枝に鹿革を巻いた円は、始まり終わりもなくすべてが一体となった完全性─ワンネス(ONENESS)の象徴だ。
鹿の腱を伸ばして張った蜘蛛の巣状の部分が、悪夢を絡め取って良い夢だけを持ち主のもとへ通すための網。
良い夢が通りやすいよう中央を開けたものや、網の一部に黒いビーズをあしらって蜘蛛を表したものなどもある。
北米インディアンの神話において、蜘蛛は現実と精神世界を結ぶ神聖な生き物なのだ。
イーグル・フェザーの飾りには、『眠る者の心と夢が自由であるように』との意味がある。
なお、大平原地域に住むラコタ(スー)族の伝承では他の部族と反対に、『悪夢はすり抜けて消え、良い夢だけを捕まえてくれる』という解釈がなされている。

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