増野光晴オフィシャルブログ「ハナモノガタリ」

増野光晴オフィシャルブログ「ハナモノガタリ」

華道家(いけばな雪舟流 次期家元)として活動している増野光晴のオフィシャルブログです

Amebaでブログを始めよう!
2/10 19時~の回を観劇。

認知症になりかけた母と息子の物語。
と書くと暗い話のようだが、
その母がかつてママをやっていた
宮崎のキャバレーの回想が軸で、
明るくにぎやかで楽しい。

現代のシーンは、病院が舞台。
幕前でのほぼ二人芝居で、
静かだが、重さはなく、むしろ可笑しい。

毎日、二日酔いでろくに子育てもしなかった母。
そんな母親を嫌っている息子だが、
回想を通して、病院での検査を通して、
本当の母の姿がじわりと浮かんでくる。

病院の窓から見える、遠くの車のヘッドライト。
その光が、彼女には、かつて息子と二人で行った
川辺に光る蛍に見えた。

車が放つ蛍の光に、若き日を思い起こす
幸せそうな母の姿が、とても切ない。

派手な展開があるわけではないが、
ノスタルジックコメディーと言うとおり、
静と動のバランスが絶妙で、
おぼろげな蛍の光のようにじんわりと心が動かされる。

認知症の母を演じる、濱崎けい子さんの演技が素晴らしかった。
もちろん、他の役者も皆それぞれに魅力的で、良い芝居だった。

http://www.petekan.com/nextstage/index.html

{061CC656-3794-4E6A-8B19-9E195D079A27:01}


増野光晴 -masuno mitsuharu-
official site http://masuno3286.net/
twitter https://twitter.com/masuno3286
facebook https://www.facebook.com/masuno

いけばな雪舟流 http://sessyu-ryu.com/
モノガタリ http://mono-gatari.jp/
オトメステージ http://otome-stage.com/
タタミ株式会社 http://tatami575.jp/
2/8 18:00~の回を観劇。

毎ステージ出演者が異なり、
これから旗揚げ公演をするという設定で
企画会議→公演→打ち上げ(反省会)という
3パートに分かれた構成のアドリブ劇。

よーいドンのアドリブ劇ではなく、
観客の意見も取り入れながら、
芝居を作っていく過程を見せる
という構成が新鮮。

この回は「桃太郎×走れメロス」がベースの作品に。
企画会議の段階で、構成がかなり固まっていたので
どう展開するか分からないハラハラ感は少なかったが、
予定通り進まない感じなどが見られたのは楽しい。

『擬人カレシ』『歌舞伎の王子様』に出ていた
田邊俊喜くんが桃太郎役を好演。
もっとエチュード的にアドリブ要素が増えたパターンも見たかった。

http://www.haruberry.com/archives/2517

{9ED343D0-A774-4D5D-899A-27719CBE74B3:01}



増野光晴 -masuno mitsuharu-
official site http://masuno3286.net/
twitter https://twitter.com/masuno3286
facebook https://www.facebook.com/masuno

いけばな雪舟流 http://sessyu-ryu.com/
モノガタリ http://mono-gatari.jp/
オトメステージ http://otome-stage.com/
タタミ株式会社 http://tatami575.jp/
東急百貨店 渋谷本店で開催中の
「龍生派いけばな東京100人展」

各スペースに様々なテーマが設定され
展示自体に変化があって楽しい

造形的で力強い作品が多く
見応えのある展覧会でした。

16日まで開催されてますよー!


{33EC5BD9-C66D-41DE-80F1-8B511FC1B4B7:01}


増野光晴 -masuno mitsuharu-
official site http://masuno3286.net/
twitter https://twitter.com/masuno3286
facebook https://www.facebook.com/masuno

いけばな雪舟流 http://sessyu-ryu.com/
モノガタリ http://mono-gatari.jp/
オトメステージ http://otome-stage.com/
タタミ株式会社 http://tatami575.jp/
2/1 19:00~千秋楽を観劇。

「劇団☆新感線」創立メンバーのこぐれ修さん演出。
ご自身が出演された、作・演出つかこうへいの98年版の同名作品を
完璧に、それ以上に再現するとの意気込みでの上演。

旅一座を舞台に、劇中劇と劇世界がリンクする構成の作品を、
うってつけの芝居小屋・木馬亭に持ち込み、
前説から物語に誘うメタフィクショナルな演出が効いていた。

圧倒的なセリフの密度と、目まぐるしい転換。
前半の疾走感は、回転木馬に乗せられて、
ぐるぐるといろんな世界を巡っているような感覚で不思議な心地よさ。
派手なアクションや殺陣も多く、見せ場の連続。
中盤では、劇中の現実世界の軸が中心になり、
笑いの要素が増えて、少しゆったりとした流れに。
後半は、宗介の悲哀からの感動的なフィナーレ。

ショー要素と演劇的な芝居のバランスがとてもよく見応えがあった。
キャパもそれほど多くない劇場で4公演だけだったのはもったいない。
でも、この規模、木馬亭ならではの良さは捨てがたい気持ちも・・・

http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=48832

{D3793606-8D23-4BE5-B23B-17EC2C715458:01}


増野光晴 -masuno mitsuharu-
official site http://masuno3286.net/
twitter https://twitter.com/masuno3286
facebook https://www.facebook.com/masuno

いけばな雪舟流 http://sessyu-ryu.com/
モノガタリ http://mono-gatari.jp/
オトメステージ http://otome-stage.com/
タタミ株式会社 http://tatami575.jp/
2/6 19:30~の Newcomerチームの回を観劇。

妖精が住む不思議な森に迷い込んだ
2組の男女の貴族を中心にしたシェイクスピアの喜劇。

プロセニアムでなく、客席を四分円の円周上に囲むような構造で、
細長く奥行きが狭いステージ。
階段やポールを使って、上に下に左に右に動き回るキャストのエネルギー。
派手な色彩とフォルムのビジュアルに、時折もたらされる古色とした五七調の台詞。
桟敷席で観客が肩を寄せ合う緊密な小劇場感。

笑いの要素が満載の
アングラチックな演出で、終始楽しかった。
学校公演も行っているとのこと、子どもが観たら演劇好きになるだろうなー

『トーマの心臓』のような耽美派の印象が強いけど、
本作はそのイメージが180度変わるような作品で、男性にもおすすめ!

と言いつつ、この回も9割5分以上、女性客でしたが(笑)


{D2C0B250-3C9C-45A4-A1A5-D2DE45339FE0:01}


増野光晴 -masuno mitsuharu-
official site http://masuno3286.net/
twitter https://twitter.com/masuno3286
facebook https://www.facebook.com/masuno

いけばな雪舟流 http://sessyu-ryu.com/
モノガタリ http://mono-gatari.jp/
オトメステージ http://otome-stage.com/
タタミ株式会社 http://tatami575.jp/