今回はこれについてダラダラいきます。

 
 
 
ep02:虹を渡る夢

これも思い入れが強すぎるー!!!
 
とりあえず。
女たるもの、一度は書いてみたい不倫劇。
 
 
これ、
20代の時には絶対書けなかったお話だったと思います。
30代になって、周りが結婚出産だけでなく離婚もしはじめた今だからこそ 書けたお話で。
 
この話ほど、
日頃友人と開催してきた女子会が役立った話はない。
 
劇中「何その発言!?」
と、思われるような言葉があったかと思いますが、そのほとんどが実際に友人や私から発せられたものだったりします笑
 
 
不倫(浮気)している人が発する言葉、
不倫している友人に向けての言葉、
夫婦間のことで悩む言葉、行動………
 
 
いやー。
みんな日々悩みを抱えながら必死に生きているものです。
 
 
 
 
ところで。
 
基本的に。
 
不倫をする男の人って勝手じゃないですか。
(女性もですが、今回は男性に絞ってお話します。ご了承ください。)
 
 
でもそういう身勝手な男の人って嗅覚がいいから、いずみちゃんのような従順な子を捕まえて物にする能力が長けてたりするじゃないですか。
 
 
だから、このお話を書くにあたり、
今現在不倫をしている(あるいは身勝手な男性と付き合っていると自覚しているが、別れられないでいる)若い女の子に、
「アナタが付き合っているのはとんでもない男ですよ」と突きつけてやる、というのが大きなテーマとしてありました。
 
アナタを振り回すような男は100%信じちゃぁいけねぇ。
 
どんなにいい人だと思っていても、
どんなにステキだと思っていても、
そいつはいざという時、間違いなくアナタを守ってくれることはないので。
 
 
アナタは守られるどころか身勝手な理由で殺されてしまうかもしれないわ、
 
 
なぜならそいつが好きなのはアナタではなく、アナタを所有しているオレにほかならないのだから。
 
 
ちょっと言い過ぎかもしれないけど、
でも自分が「弱い」と感じる女の子は、男の人と付き合う時、それくらいの意識でいた方がいいと思います。
 
キレた男の人が殺人を犯す、という事件が頻発している世の中ですので。
 
いやー…ほんとに。
 
くだらない男に身も心も捧げて、
尽くすだけ尽くして、
それなのにある日突然ポイッと捨てられて、
「なんでー!!」と鏡を見たらとんでもないオバハンになっていた…
 
なーんてことがあっちゃいかんのですよ!
 
たった一度きりの人生。
しかも若い時間は限られているのです。
そんな大切な時間を変な男に費やしてる場合じゃねぇって!
大事にして!
頼むからっ!!
もっと自分のこと大切にしてあげてっ!!!
早く目覚めなさいっ!!!!
 
 
 
 
って、なんの話や!!!
 
 
 
 
メッセージの話や!
 
 
そう。
この話に込めたメッセージ。
 
 
その他、
 
不倫経験のある男の人は、この話を見てダメージをくらったらいい、とも思ってましたし、
 
 
玲子さん側の人には、
「誰にも言えないけどこんなことで不安になったり、自分が嫌になったりするよね」っていう共感、安心を与えられれば、と思っていました。(いや、共感してもらうことで自分が安心したかったのかもしれない笑)
 
 
(三上くんの存在は別格なのでここでは一旦保留)
 
 
 
で。
 
 
 
これをやるにあたり、
佐伯和彦というゲス男を演じるのは、
私の中で牧野達哉さん以外あり得ませんでした。
 
 
なぜなら牧野さんは佐伯さんそのものだからです。
 
 
 
・・・。
 
 
 
違うかー!!!
 
 
 
マッキーさん、
本当は佐伯さんとは180度真逆の、
熱くてめちゃくちゃイイ人です笑
 
マッキーさんとは、
昨年、カンムリプロデュース の「納豆女と爪噛み男。」という作品で一度ご一緒しただけなのですが、そこで役者としての底力をこれでもかと見せつけらまして。
 
 
演技においては信頼しかなく。
 
 
また、
 
 
外見におけるモテオジの説得力もパーフェクトなので、マッキーさんの出演が無理だったら今回この話しを書くのはやめようと思っていたくらいでした。
 

 なので、出演していただてるとなった時は本当に嬉しかったです^ ^
 
で、
いざ稽古がはじまって。
 
やっぱりマッキーさんは怪物でした。
 
かっこよくて、面白くて、怖くて、最低。
 

マッキーさんが作ってくれた名場面多数。
ほんとにありがとうございました!
 
 
そして、このマッキーさん演じる佐伯和彦にゾッコンラブする従順乙女は長弘翔子しかいないだろう、と。
 
これもだいぶ計画的なキャスティングでした。
(計画的ではないキャスティングなんて存在しないですけど・・・)
 
 
清楚なのにちょっとエロくて年上にモテしそうな感じ。
こんなピッタリな人いる?!笑
 
もうとにかくセクハラしてやりたい。
そしたら彼女は絶対輝く。
 
と、私、信じて疑いませんで。
 
でも翔子ちゃんは初舞台。

突然ヘビーな役大丈夫かな?と、ちょっと心配だったのですが、そんなことより何より、マッキーさんとの化学反応が楽しみ、という気持ちが勝りまして、

えぇーい!
いったれー!!!

と、いっちゃったのでした!
 
 
そして見事にセクハラされて溺れてましたねー!
翔子ちゃんの、騙されてるのに気づいていない可哀想な女の子っぷり、たまらなかったですね。
 
かわいいから尚更。
 
で、暴力的にセクハラをされているシーンもたまらなかった。
輝きましたねー☆



で、
対する佐伯の妻、佐伯玲子さん。
この役は絶対に美人さんにやってもらいたい、と思っていました。
 
なぜなら、
美人な人が、若くてかわいい女の子に夫を取られて嫉妬に狂う姿、たまらなく醜いじゃないですかっ!!!
 
 
クゥゥゥゥ〜〜〜〜〜!!!
 
 
ということで、
この役は以前から劇団ハーベストやペテカンさんのお芝居でお見かけしてとっても惹かれていた、長峰みのりさんにお願い致しました。
 
みのりさん。
 
ステキな役者さんだな、と思っていて、
周りからもステキな役者さんだよ、と、聞いてはいたのですが、
予想をはるかに上回るステキな人でした。
 
とりあえず人としてステキ。
かわいい。
 
役者としてもステキ。
真面目。
ブレない。
めちゃくちゃ視野が広い。
すべて見えてる。
細かいとこまで。
引き出し多い。
そしてとっっっても頭がいい。
さらに面倒見も良い。
 
頭がよくて面倒見がいいといえば、そうそう。
 
このお話、
やたら場面転換やきっかけが多くて、
どう整理すればいいか、私が大パニックになっていた時、みのりさん、残って一緒に考えてくれたりして。
 
あーもー、この人には頭上がんねぇなってなりました。
 
(このコンドームを見せる角度についてもとても細かく考えてくれました。)
 
みのりさんに頭が上がらないのは、
おそらく翔子ちゃんと大場くんも同じだと思います。
 
2人もみのりさんにたっくさん演技の面倒見てもらってました。
 
みのりさんだけじゃなくてマッキーさんにも。
 
 
はい、
ここでいよいよ名前が上がりました。
 
 
三上役の大場誠くん。
 
 
大場くんは、本当にまっすぐでいい子なんです。
目ん玉の白目がやたら白くて。
 
 
まだきちんと本を書き始める前に大場くんにも出演してもらうことが決まっていたんですね。
(ざっくりの粗筋や、配役、いずみちゃんを救済する役、というところまでは決まっていました。)
 
で、ある日たまたま観劇が被って隣の席になり「今度よろしくお願いします」なんて挨拶をし、時間があったので、世間話ついでに大場くんの最近の活動や将来の夢などを聞いたんです。

そしたらほぼほぼ初対面なのに、超熱く夢を語ってくれて。

こいつめっちゃイイやつだな、と、思ったと同時に「この子にタイプじゃないって言いたい。どうしても言いたい」って気持ちが芽生えまして…。
 
 

なんでやっ!
 
そんなの知らんっ!!!
 

 
でもそう思っちゃって。
そしてそれは絶対にいいシーンになると確信しちゃって。
で、見事いいシーンになりましたでしょ?(自画自賛)
 
こんな打たれ方普通できる⁈

 
で、この「タイプじゃない」発言に共感してくれる女子が結構いたのが嬉しかったです。

間違っても「大場くんのことが」タイプじゃない、という話ではありません。

自分に全力の愛をくれる人に限ってタイプじゃない、という話です笑
 
 
大場くん自体はかわいくて仕方がないです。
 
彼も初舞台で。
 
稽古がはじまったころ、実は大場くん、演技がまったくできなくて、これはちょっとヤバいぞレベルだったんです。
 
喫茶店の店員役で、「いらっしゃいませ」の第一声を言うのに一苦労。
テーブルを拭く所作で一苦労。
梨花と朋子に話しかけるので一苦労……。
 
どうしても「演技」が「ザ・演技」になってしまう。
 
何度やってもうまくいかなくて、
自分に割かれる時間の多さに焦り、
できないまま次のシーンに進んでゆく……。
 
 
そんなある日、
三上くんが佐伯の家にいずみちゃんを救いにやってくる、というシーンの稽古になりまして。
 
ここでも大場くん、全く迫力ある演技ができなくて。

で、マッキーさんが「一度本気で俺を殴ってみろ」と、かなりガチモードにスイッチを入れたんですね。
 
 
ちなみにこれより前の日に、
マッキーさん、翔子ちゃんにも同じくガチスイッチを入れてくれてまして。
いずみちゃんが佐伯から逃げようとするシーンで、

「逃げるふりではなくて、俺から本気で逃げてみろ」と。
 
で、ヨーイスタートした瞬間、マッキーさんが突然超本気で翔子ちゃんに襲いかかり、そのマッキーさんがマジで怖くて翔子ちゃん泣いちゃって泣いちゃって。
 
超ビビったと思います。
超焦ったと思います。
 
でも、そのことで翔子ちゃん、今までいかに自分が頭で演技していたか気づいたようで。
(ご本人のブログにもそういう記載がありましたのでこちらをご覧くださいまし。)
 
翔子ちゃんは初舞台の子と違って声優として演技経験あるし、技術も積み上げてきた人だから、形になる演技ができなくはないのだけど、でも今一歩物足りないところがずっとあって。だけどそれは心が本気になった途端一気に解消されたのでした。
 
やっぱ心のウソってお客さんに伝わってしまいますからね。
大事です、本気。
 
 
で、
その本気を「誠もやってみろ!」と。
 
で、大場くん、
「うわー!」とマッキーさんに体当たりしてみるものの、「はい、それは嘘だよね」とダメ出しされ、もう一度。
 
「うわー!」
「いやいや。本気でそれはおかしい。もう一回」
「うわー!」
「それが本当にお前の本気なの?」
「うわー!」
「いや、ここで気持ちが切れちゃってるじゃん。本当のリアルをきちんと想定しないと」
「うわー!」
「だから、ここまではいいよ。でもここから先が完全に嘘になってる」
「うわー!」
「はい、やり直し」
「うわー!」
「だから、本気だぞ?本気だせって言ってんだぞ?」
「うわー!」
「もっと」
「うわー!」
「もっと」
「うわー!」
「だからさぁ・・・」
 
 
こんなことが延々繰り返されて。
 
 
大場くん、地獄のような時間だったと思います。
 
だけどみんな「誠ができるまで絶対やめない」という空気でした。
 
で。
 
「自分にこんな時間使ってもらっちゃってごめんなさい」と謝る大場くんに、
「いいよいいよ、今いい稽古できてるよ」とみのりさん。時折助言を挟んでくれたりしてい立ち位置はほぼ監督でした。
 
マッキーさんは大場くんの本気をなんとかして引き出してやろうとあの手この手を尽くし。
 
同じシーンに登場している翔子ちゃんも本気で挑んでくれていたため、ずっと泣きっぱなし。
 
で、その時演出家の私が何をしていたかというと……
 
 
 
 
 
 
 
 
泣かれている翔子さんにティッシュをお渡ししておりました。
 
 
 
 
 
 
 
ズコーっ!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
あと、大場くんがフラッフラになっていて倒れてしまうんじゃないかと心配だったので、お水をお渡ししておりました。
 
 
 

 
 
 
 
ズッコリズコズコー!!!!
 
 
 
 
 
 
 
ここでもなんもしてねーっ!
演出家の仕事、なんもしてねーっ!!
 
 
でもいいんだ。
私は大場誠という役者が誕生する瞬間を間近で見ることができたから。
 
 
いや、ほんとに人が変わる瞬間っていうのを目撃したんですよ。
 
 
大場くん、やってもやってもできなくて、オッケーもらえなくて、それでおそらく悔しくて、ついに息もできなくなるほど号泣しちゃったんです。
 
その瞬間、まさか人前でこんなに泣くことになろうとは、と、恥ずかしかったと思います。
悔しかったと思います。
情けなくてどうしようもなかったと思います。
超自暴自棄になったと思います。

なんで俺はできないんだ。
なんでこんなにダメなんだ。
なんでこんなに弱いんだ、って。

それで、
…みんなに迷惑かけてる。
ものすごく迷惑かけちゃってる。
すごい時間取らせちゃってるし。
どうしよう。
でもできない。
だけどこのまま終わるわけにいかない。
ていうか、このまま終わるなんて嫌だ。
絶対に嫌だ!
絶対に絶対にそれだけは嫌だ!!!
 
 
おそらくこういう心の葛藤があって。
彼の中の「変わりたい」という気持ちが破裂寸前までいったんでしょうね。
 
で、
ようやく、
マッキーさんの攻めが素晴らしかったこともあり、
 
 
「うわーーーーー!!!!!」
 
 
と、魂の叫びという名の会心の一撃が出まして。
 

メキメキメキパッカーーーン!!!
 
と、彼を長年覆っていた「できない誠くん」の殻が見事に砕け、
 
 
役者・大場誠が誕生したのでした。
 
 
 
そこからの彼の成長っぷりはまぁ凄まじかったです。
まったくの別人でした。
 
板の上にいるときは常に100%三上優也で。
(調子に乗って外すことも多々ありましたが笑)
 
そして、
役を掴めたからといって決して驕らず、
マッキーさんやみのりさんからの教えを最後まで忠実に守り、毎回しっかりと心の震える演技をしてくれました。
 
それは翔子ちゃんも同じ。
 
絶対に手を抜かないで毎回体当たりで演技してくれて、本当にありがとうございました!
 
 
そういや2話が一番ドロドロしてるお話なのに、
一番ファミリー感がありました!
 
 
マッキーさんとみのりさん、2人を、2人だけでなく若手みんなをたくさん引き上げてくれて本当にありがとうございました!
 
 

で。
でですね。

私、この2話で公平さんの演出家としての能力といいますか、仕事の丁寧さというか、お客様を大切に思うおもてなし精神をこれでもかってほど見せつけられまして。
ものすごく、ものすっごく勉強になったのでした。
それはもう本当にものすごく。

内容については、ブログでひけらかすにはもったいなすぎるので内緒にしちゃいますが。


「神は細部に宿る」とはこういうことか、と。

自分の大雑把加減、無知加減を恥じたのでした。

ほんとにめちゃくちゃ勉強になりました。

公平さん、最後の最後の最後までいろいろ考えてくれてありがとうございました!



さて。
まだまだ書き足りないですが、
音楽の話へうつるとします。
音楽についても書きたいことがたくさんあるんだ!
 
 
 
まず、1話の最後、
「星降る夜に」の余韻冷めやらぬ中、
シャッカシャッカ始まったあのエロティックな2話opの音楽:
「吐息」
 
あれのオーダーは、
 
「ラブホでセックスしてる感じ。息のハァハァをマストで入れてほしい」
 
でした!
 
わりと具体的!!
 
で、
あの曲、がっちゃん3秒で作ったらしいです。

 
もっと練れよ!
いや、その必要ねーなっ!!
またしても完璧じゃねぇか、この天才が!!!
 

 デモ聞いた時、1人爆笑でした。
めっちゃハァハァゆうやん!って笑

ところであの曲中、
橋詰氏、冒頭からずっと「ハァハァ」言ってるので、一度くらいクラ〜っと酸欠で倒れるんじゃないかと心配してたのですが、倒れなくて良かったです。
 
それよりも本人は手汗がすごくてシェイカーが吹っ飛んでしまわないかの方が心配だったようです。
こんな感じでかっこよく演奏してる人が、実はめっちゃ手汗かいてて不安抱えてたとか愛おしすぎて泣けりゅw
 
 
で、舞台上ではっちゃんがシェイカー振りながらハァハァ言ってるのは絵になるのですが、
舞台袖で冠仁さんが真似してハァハァ言ってるのは気持ち悪くて。
冠仁さんが真似するたびに新菜と瑠菜が「キモい」と本気で怒ってました笑
 
 
次。
喫茶店のシーンのBGM。
 
 
お気づきになった方、どれくらいいらっしゃったでしょうか。
 
 
実はあそこではっちゃんがっちゃん、ものすごく洒落たことをしてくれていました。
 
 
何を演奏してくれていたかというと、
「オーバーザレインボー」と「ムーンリバー」。
 
オーバーザレインボーはその名の通り、この話のタイトルとの「虹」つながり。
 
もう1つの「ムーンリバー」は歌詞中に「虹」があり、また内容がこのお話にピッタリという。
 
そういう遊び心があったのでした!
しかし、喫茶店での瑠菜のボス感、半端なかったな。
無責任に盛り上がる女子会ってたのしーよねーっ!
 
 
で、
2回目の喫茶店のシーンは、
クイーンの「ボヘミアンラプソディー」
これからとんでもない修羅場だぜっていう布石にもってこいの一曲!
 
「佐伯和彦の妻です」
 
怖かったなー、みのりさん!
 
 

そしていよいよこの後は、
奇才宮田岳作詞作曲、
がっちゃんワールド炸裂しまくりの、
「どんな花が」
 
あれのオーダーはですね・・・。
 
「重たい感じ。がっちゃんのベイビーユーみたいなやつ」
 
でした!
 
がっちゃんのベイビーユーというのは、
こちらをご覧くださいませ。
 
でもって「どんな花が」の、
なに、あの音たち。
なに、あの歌詞の世界観。
そしてなに、あの歌い方。

 
どれをとっても「人ならざる者」の仕業でしかなく。

 
みんな真似してましたねー。

「どんな花が」が流れだすと、稽古場に偽物がっちゃんがたくさん現れてました笑
 
でもそれほど魅力的で、人を虜にする力のある楽曲でした。
 
 
と、
この曲、がっちゃんの才能ばかりをフューチャーしがちですが、実は橋詰コーラスもどえらい才能に溢れていたのでした。
 
それに私が気づいたのは3公演目くらいだったでしょうか。
 
がっちゃん、
公演を重ねる毎にこの歌の歌唱力がぐんぐん上がっていて、どんどん歌い方が変わっていくという、まさにライブ感満載だったんですね。
 
で、ふと。
ほんとにふと、ある、気づいたのです。
 
がっちゃんがこんなに変化しているのに、コーラスにブレが1つもない。
 
なにこれ。
どゆこと⁈
 
橋詰氏に確認してみたら、
「いやー、コーラス大変すよー。がっちゃんが毎回伸ばし方とか譜割りとかニュアンスが違うのでついてってる感じですー」と。
 
つまりがっちゃんの歌をその場で感じ取って、コーラスを当ててるってわけです。
 
なにその職人技!!!

単に決まったものを歌ってるって訳じゃなかったのか!!!
 
そう知ってからコーラスに焦点当てて歌を聞くと、橋詰コーラスのヤバさがめちゃくちゃわかりました。
 
すごいんですよ。
決して主旋律を邪魔せず気持ちの良いところにピッタリ寄り添う能力。


このピッタリ寄り添うっていう感じ、
 
例えて言うならそうだな…
 
例えば・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マッコウクジラの親。
 
 
違うな!!!

もっと相手を立ててぴったりくっついて離れない感じ・・・・
 
 そう、ぴったりくっついて離れない感じ…

んー……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒル。
もっと違う!
てかキモっ!!!
 
 
全然いい例えが浮かばん(笑)
 
 
とにかく!
「アナタがどう歌おうといい感じについてくから任しー」っていう、素晴らしい技術だったわけですよ。
この技術、アフターライブでも大いに活躍していました。
 
あ。
しかもコーラスって曲によって声を変えたりもするんですって。
 
すごいなぁ・・・。
すごすぎてちょっとよくわかんない。
 
 
いやーしかし。
「どんな花が」は奇才と職人の見事なコラボレーションなのでございました!
 

曲中、みんなの視線のやりとりも絶妙でしたね。
あれはマッキーさんとみのりさんがどんどこ考えてくれたのでした!
 



次!



 
あ。
「どんな花が」の前に三上くん探偵シーンの曲があったか。
 
あれは蜜の「絶体絶命」という曲をいじったものでした!
(モザイクナイトにお邪魔した時にお披露目した曲です!)
 
で、「どんな花が」の次がいずみちゃん救出のBGM
 
あれのオーダーはなんだったけかなぁ・・・。
まんま「救出するかっこいいやつ」とかそんなんだったかな・・・。
 
突然すごく記憶がない。
 
でも、あれの音を作ってる時の記憶はものすごくある。
稽古場で、がっちゃんがキーボードでドラムをやるってなって、
で、がっちゃんがめっちゃノリノリでぶっ壊れてたっていう・・・。
 
あ、動画撮ったから覚えてんだ。
 
ツイッターにも一度載せましたけど、これ。


これはそんなぶっ壊れてないけど。
あのBGMを作成している時のものなのでした。



私、何気にこのBGM好きでした。



「三上きゅん…」
「逃げよう!!」
ジャジャッ
ジャジャッ
ジャジャッジャジャッジャジャジャジャ


カッコよー!!!



ここのシーンは照明もかっこよく疾走感ある感じで作ってもらって。

とてもお気に入りなのでした^ ^





………


あ〜なんか急にめっちゃ疲れた。
めっちゃ書いたなっ!!!
まだ書いてないことがあるっちゃあるけどもう充分だっ!

3話を書く気力がなくなる!!

ということで2話おしまいっ!
 
 

続く!!!