12日のNY外国為替市場は、商品価格の自立反発やユーロ圏の利上げ見通しなどでリスク選好が顕著となり、欧州通貨、オセアニア通貨の買戻しが優勢となる展開であった。
NY時間早朝に米商務省は4月の小売売上高を発表しコンセンサス0.6%増のところ0.5%増と若干弱かったものの予想の範囲内ということから、大きな影響はなかった。欧州時間に中国人民銀行は市中銀行の預金準備率を0.5%引き上げると決定したことから、ユーロドル、豪ドル共に下げ足を早めたがその後ギリシャ債務を巡る懸念は残るものの欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクーン・ベルギー中銀総裁は「ユーロ圏のインフレリスクは高まっておりECBの4月の利上げは決して1回限りの措置でない」との見解を示したことからユーロドルは反転し1.42ドル台後半まで上昇した。
ドル円相場は先日開催された米中経済対話の内容に新しいものが見当たらず、材料出尽くし感から終日方向感の乏しい動きとなった。NYクローズドル円80.93-95円、ユーロドルは1.4246-48ドル。