大昔、人は生きていく為に
自分の足で大地を歩き走り
五感を研ぎ澄ませながら
獲物を捕獲し
食せる植物を見つけていた

現代は
歩く代わりに車やバイクを使う
指先ひとつで
スマホを触れば
何でも教えてくれる
辞書も必要ない

物質的には
凄い進化である

自分で考えることも減り
スマホ頼り

そういう私も同類

当然
人の持つ五感は薄れ
その先にある第六感は
当然鈍くなる

一枚の葉っぱやひとつの花
空の色 雲の変化
雨の匂い 陽射しの色
五感を使って
その複雑な色や香り
触った感覚で
感動できる人が
とても少なくなったのでは
ないだろうか

そんなことを
考えさせられた映画
PERFECT DAYS 

いつしか年を重ね
知らぬ間に
しがらみや過去を背負う
それでも毎日同じ日常を
淡々と過ごすなかで
自然の移ろいを五感で感じ
小さな日々の変化も
受け入れて
小さな楽しみが
生きがい

わたしはそう感じました
いい映画でした




Love.Diana♡