との思い出ばなしをしましたが、更に思い出したことがあります。
このお話は、思い出すたび不快な出来事ですが、ここで書くことで怒りを手放そうという試みです。(ただ愚痴りたいだけ)
時は十数年前、きょうこさんと私は同じ職場に勤務しておりました。
色んな部署があり、私ときょうこさんは同じフロアでした。
ある日、別のフロアに中途採用の女性Aさんが入りました。
Aさんと同じ部署の人たちと仲良くさせていただいていたので、Aさんのことはすぐに私たちの耳に入ってきました。
Aさんについてはこんなかんじです。
大人しい しっかりしている 頭がいい 優しい
霊感が強い。
いい人であることは間違いなさそう。
最後の霊感が強い。←これに興味津々
Bさん(私たちの共通の友人)他数名の女子たちが、彼女のことを絶賛していました。
『きょうこさんより凄い人がいる‼』
『悪い霊を祓ってくれる‼』などなど……
とにかく、チヤホヤされていました。
まあ私としては少し興味はありましたが、胡散臭いな〜という感じ
そんな中、
ちょっと内容は覚えていないのですが、私に何やらトラブルが起きまして、、、
慌てて走り回っていたところを、Aさんに目撃されていました
Aさんは私を見てこう言ったそうです。
『あの人(私のこと)グレた狐がついてる。払ってあげないと何か起きる。私が遠隔で祓っておく』
心配した友人たちは、そのことを私に伝えに来ました
『え〜っ怖いよ〜』
すぐに信用してしまった私はその夜、きょうこさんに電話しました。←その頃はこの電話
電話で先程の内容を伝えると、きょうこさんは、
クスクス笑い出しました
そして、、、
『グレた狐はヒドイね〜(笑)さくらさんの守護霊様に失礼だよ〜』
『えっ❓どういうこと❓何か起きるとか言われたけど』
『そういう風に、すぐに狐とか狸にしか視えない人っているんだよね〜しかも、さくらさんの守護霊様なんだから払えるわけないんだから大丈夫』
『そうなんだ〜なんか気分悪いけど、きょうこさんが大丈夫だっていうなら気にしない』
しかも、、、
きょうこさんはつづけてこう言ったのです。
『Aさんすぐにいなくなると思うから……』
と……
みんながAさんのことを、凄い人、いい人とチヤホヤしている中、私ときょうこさんだけが、胡散臭い人…と思っていました。
何より私がイラッとしたのが、Aさんときょうこさんを比較されたことです。
Aさんは悪いものを祓ってくれる。前世では位の高い人だった。……etc,
ある日のこと、
まだ20代のCちゃんのボーイフレンドが仕事場に立ち寄りました。
そして、ふとAさんに気が付き、震え始めたそうです
『おっ俺帰るわっ』
と逃げるように帰って行ったと言うのです
後日、真相を確かめると、そのボーイフレンドは、前の職場でAさんと一緒に仕事をしたらしく、Aさんに虐められたらしい
Cちゃんは、
『アンタが何か悪いことしたんじゃないの』
なんて言って笑ったそうですが、なんとなく不信感を感じ始めて、チヤホヤされているAさんと距離を置くようになりました。
そして、、、
ヤツは豹変した
突然 Cちゃんに罵声をあびせ、怒鳴りはじめ鬼の形相を見せたAさん
恐怖で泣き叫ぶCちゃん
豹変女はそれで終わらなかった
Cちゃんだけではなく、他の全員一人一人のことを『Bさんはいい子ぶってるだけ』『〇〇さんは仕事ができない』などなど、あんなにチヤホヤしてくれた人たちに対して、けなし始めたそうです。
形相だけではなく、声も別人のようにドスがきいていたらしい
くわばら くわばら
そして捨てゼリフを吐いたあとそのまま去っていったそうな
その場にいたら言ってやりたかった
『悪霊ついてますよ〜
きょうこさんにお祓いしてもらったらどうかしら?と』
その後、あれ程彼女を持ち上げ、チヤホヤしていた皆さん、
何事もなかったかのように平然としていた。
まるで最初からそんな女は存在しなかったように
あの豹変女を信用していた自分たちのアホさ加減を反省し、きょうこさんに謝れ
という怒りが止まりませんでした。。
それなのにきょうこさんは、こう言っていました。
きょうこさんのお言葉
『みんな騙されちゃっただけなんだから許してあげて。』
なんと優しい
でも私は覚えていました。
『Aさんはすぐにいなくなる』
と電話で言っていたきょうこさんの言葉を
私だけが聞いていたこの予言
しかも、きょうこさん、もともと人に興味なし。。
彼女のことは取るに足らない存在だった様子
でも私は、、、
チキショ〜
きょうこさんの予言を公表しておくべきだった
きょうこさんあなたは凄いっ
そして変わらぬ友情に感謝
さくらますみ